理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアサロンと信頼感

信頼と言う言葉がある。

大手企業も信頼が失墜(しっつい)すれば、一瞬で吹っ飛ぶのが世の常。


一昨日、全理連中央講師会(理容業界の講師の集まり)の記念式典を取材した。

その中で、「経済の今」とテーマにした特別講演が行なわれた。

講師は、TBS系情報番組のサンデーモーニングなどのコメンテータを務めている幸田真音氏。

日本銀行券つまり紙幣について「1万円札であれば、わずか数十円の製造原価にも関わらず、

なぜ1万円の価値があるのか」と受講生に問いかける。

そして、その答えとして「それは日本銀行に対する信頼が存在するからだ」とする。


考えてみれば、ヘアサロン経営に必要なモノとして、技術や接客、衛生設備や什器などの、

もっともっと根本的な事に、信頼なくしては成り立たないと思う。

不明瞭な料金体制や、理解し難い料金表など一つとっても、信頼感を得られるとは到底考え付かない。

商圏内のお客さまに来店して欲しいのであれば、

食い付きやすいキャッチコピーや価格設定、流行技術のアピールよりも、

まず最初に、どのように行動したら信頼感を得られるのか、その点を忘れてはならない。

言い換えれば、地域一番店に共通している事は、多くの顧客から信頼されているとも考えられる。


一昨日の講演からは信頼感の大切さを再確認する事が出来た。

では。