理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

お客さまの立場になってみる

弊社創立記念日である昨日は、休日。

取材も入っていないため、1日中ボーっと過ごす事になった。


昼過ぎに普段お世話になっているヘアサロンに行き、髪を切ったのだが、

そこのスタイリストさんが、こんな事を言っていた。

「ブログを行なっているのだが、新メニューを紹介すると、想像以上に反響がある」と。

そのブログは顧客を対象にした内容で、より親密な関係を構築することと、

サロン側からの情報発信の場として活用している。

そのため、毎日の更新内容がすべて新メニューの提案ばかりではないが、

タイミングを見計らって、書き込んでいる。

すると、それを見たお客さまは、来店される前に新メニューを知っているため、

予約の段階で、リクエストされるケースもあると言う。

「今まででしたら、新メニューの説明は、お客さまが来店された時でした」と話すと

「事前にブログにて新メニューの情報を得ているお客さまは、来店時には、すんなり受け入れてくれます」と語る。



また、SEO対策(検索した祭に、一番最初に見れるようにする)についても、ひと工夫している。

地域や業態などを検索キーワードにしているケースは多いが、

それに加えて、季節にまつわるメニューに対するキーワードの登録も行なっている。

今の時期であれば、卒業式シーズンなので着付けとかアップなどである。

さらに、同店はトリートメント技術が強みであるが、その際の検索キーワードも

トリートメント…ではなく、ダメージが発生する状況を推測したキーワードを登録している。

例えば○○パーマ+ダメージと言う具合に。

自店の強みが理解できているから、誰に来店して欲しいのかが明確になっているため、

必然的に検索キーワードも考えられる(絞り込められる)良い事例である。


このように考えると、インターネットはネットスキルではなく、使い手次第であることが理解できる。

お客さまは、どのように行動するのだろうか。

そこが理解できていないと、ホームページやブログにしても効果は期待できない。

言い換えれば、そこさえ理解していればネットスキルが不足していても、役立つのだ。

お客さまの立場になって考える。

これは、どの時代になっても変わらないのである。

では。