理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

地域で一番有名な理容室になるのがブランディング(認知度や価値の向上)ではありませんし。そこ結構、勘違いしている理容師は少なくない


もちろん。地域で一番有名な理容室になることは大切。

とは言え、そのために行なうのがブランディング(認知度や価値の向上)なのか? と聞かれたら、私は違うと答えます。小さな理容室の場合はね。

そんな訳で今日は、小さな理容室が取り組むブランディングについて考えてみましょうか。


例えばSNSなどを通じて大々的に広告を打って、自店のことを知ってもらう。要はそれがブランディングかもしれませんが、こと小さな理容室に限っては、ちょっと違ってくるんですよ。

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お店の売り上げを支えてくれているのは、理容料金をお支払頂いているお客さま。正確には、売り上げ貢献順位が高い優良顧客(お金いっぱい使ってくれるお客さま)となります。

でもって、貢献度上位2割や3割、もしくは4割の優良顧客の総額が、売り上げのほとんどを占めると言うのが、商売の原則。

であれば、優良顧客の客単価が向上すれば、必然的に総売り上げもグイっとアップします。小さな理容室の場合、ここを重要視すべきなのです。

店舗規模が小さければ総客数も少ない。となれば優良顧客数も多くない。

この決して多くはないけど、あなたの理容室を支えてくれている優良顧客たちに、お店のこと、あなたのことを今以上に知ってもらうのが、小さな理容室が取り組むブランディングなのです。

だから、まだ来店されていない見込み客へ、お店のこと、あなたのことを伝える、ずぅぅぅぅぅっと前に、まずは優良顧客に対する情報発信が必要不可欠となります。

情報量と好感度は比例します。好感度が高まれば信頼度も向上するので、(信頼度が高い相手から)色々な提案が受け入れられる心理が芽生えてきます。結果、優良顧客の客単価が、そして売上げがアップする訳です。

では具体的に、どのように行なえば良いのか。

そりゃまぁ今のご時世、SNSを通じて優良顧客と繋がることとなります。が、そこは私・関口ですから、SNSとは真逆の立ち位置にいる、ニュースレターと言う紙販促物による方法をおススメします。

文字数が多くなってきたので、ニュースレターによる優良顧客へのブランディングについては、また明日にでも紹介したいと思いますね。たぶん。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。


【この記事を書いた変な理容師の紹介】
關口和彦(せきぐち・かずひこ)。厚生労働大臣認定 管理理容師。でも理容室経営してません。中央理美容専門学校 基礎科・高等専門科・大学科卒業後、都内の理容室勤務を経て理美容教育出版株式会社入社。理美容業界誌編集を約16年行ない、独立。雑誌編集感覚で小さな理容室の紙チラシを作ったり、理容室向け経営講習会 理容師カフェ 開催を通じて繁盛理容室の成功実例を共有。時々「理容室の成功事例を話せ」と振られると 紙チラシ集客の効果が平均値7倍を達成している一連を紹介しています。また、最近は理美容専門学校の機関誌編集も担当。2018年に立ち上げた 髪の専門医師と理容師の協業展開 では理容室と病院が連動。男女問わず薄毛のお悩み解消に取り組む。提携中の薄毛治療クリニックで処方されている育毛・美肌 医療サプリメント ハエル 取り扱い中。47歳。東京・練馬区在中。「理容師カフェ」で検索されれば過去の取り組みが表示されると思いますので、詳しくはソチラで。