理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

成田長親がヘアサロンを経営したら 後編

本日もご訪問いただき、ありがとうございます。
 
毎月、締め切り間近になってエンジンがかかるエロ侍です。
 
もう少し早いと、良いんですけど。。。
 
 
さて、昨日の日記の続きです。
 
 
戦国末期。
 
北関東にある忍城に、石田光成を総大将とした豊臣軍が攻め入ります。
 
その数、約2万3千。
 
城代の成田長親以下は、約2千をもって防戦。
 
結局、主家の北条家が降伏。それを受けて停戦となりました。
 
つまり、10倍以上もの敵兵に囲まれたのですが、負けなかったことなります。
 
むしろ、水攻めに耐え、その策を失敗させたので、一時的な勝利を得たとも言えます。
 
 
そこには、でくのぼうと揶揄(やゆ)されていた城代の長親の存在が影響し
 
誰しもが忘れかけていた侍としての本分
 
そして、誇(ほこ)りを最後まで抱き続けた事が、結果に繋がりました。
 
 
さて、その成田長親がヘアサロンを経営したら、どうなるのでしょうか。
 
今回も好き勝手に推測してみます。
 
 
都内の私鉄沿線駅から歩く事、約15分。
 
大型美容室や低価格理容室、1000円カットが乱立する商店街を抜け
 
寂しくなりかける立地にポツンとあるヘアサロン。
 
 
それが、長親が一人で経営する理容室。
 
客層をかなり絞込み、一部のマニアに受けるその業態に対して
 
理美容業界の同業者からは
 
変わり者が経営する理容室と言う印象が定着しています。
 
 
そりゃそうです。
 
内外装や経営者のユニフォームまでが、理美容業界の常識ハズレですから。
 
 
しかし、その後、バカにしていた同業者たちの売上げは芳しくなく
 
挙句の果てに値引き合戦へと陥ります。
 
一方、長親の理容室は、一種独特の経営手法がマスコミに取り上げられ
 
商圏以外からの新規客も増え、着々と客数が増加。
 
 
同時に、業態と新規客が求めるモノが合致しているため
 
リピート率も高く、それが売上げを高める結果に繋がります。
 
それらを総合すると、長親が経営する理容店の特徴としては、以下が考えられます。
 
 
立地が悪い=テナント料が安い(固定費圧縮)もしくは安価な地代(借入金の軽減)
 
一人サロン=人件費(固定費)圧縮
 
客層の絞込み=リピート率向上、商圏拡大、話題性が高まる(マスコミが興味を示す)
 
 
ですが、長親に直接聞いたら、こんな事を言うかもしれません。
 
「職場にいる時間は1日の半分。となれば、人生の半分は職場にいる事になる」
 
「だったら、職場は僕が楽しいと思う空間にしたい」と。
 
 
一見して、ムチャクチャな発想かもしれませんが
 
冷静に考えると、働くスタッフの満足度(ES)が高まることで
 
お客さまの満足度(CS)が高まると言う
 
ヘアサロン経営の基本に忠実であることが理解できます。
 
 
長親が経営する理容室は、同業者にバカにされながらも
 
実はバカにしている、どこにでもある理容店経営者よりも
 
レベルは格段に高いかもしれません。
 
 
それにしても、成田長親を主人公とした「のぼうの城」が
 
映画化されるとのことです。楽しみ。
 
個人的には、水攻めの部分と長束正家役が気になります。
 
 
本日の感謝
 
WEED山口 淳代表を取材させていただき、多々勉強になりました。
 
ありがとうございます。
 
それから、その後の帰り道で偶然会ったエフォールの松田光広店長。
 
久し振りにお会いできて楽しかったです。今度、改めて行きまーす。
 
 
明日の夢
 
印刷会社の営業マンに迷惑をかけないように頑張ります。