理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

理容と子供

今回の内容

コンテストにおける、子供世代がモデルになるキッズ部門について

子供のお客さまに対する販促アプローチ



本日は、埼玉・川口市にあるISAMIさんの二本木 修代表を取材させていただきました。

二本木代表は理容系の教育団体HSA協会に所属、

理事として現在は自店の経営と、理容業界の底上げなどのイベント企画担当としても活動しています。


二本木代表には、日頃から多々お気遣いいただき、色んなネタをいただいているのですが

仕事抜きとして、個人的に影響を受けている人の一人です。

HSA協会主催のコンテストで、昨年、キッズ部門(子供のモデルによる競技)を行ない

その企画・実行の中心人物でもあります。


キッズ部門を立ち上げた理由を聞きますと、次のような応えが返ってきます。

「コンテスト出場選手の減少」

「原因の一つとして、内向き的な企画が中心となっているので、その解消」

「さらに、過去、コンテストに対して積極的に出場していた世代に対する、再出場の切っ掛け作り」


コンテストを通じてモチベーションを高めていた世代の子供が大きくなり、

そこに目を付けた二本木代表は

「自分の子供をモデルにして出場すれば、(子供に対して)カッコ良い親の背中を魅(み)せられる」

とも語ります。


また、幼稚園や小学校の運動会、学芸会で盛況(せいきょう)を博(はく)す現状を見据(みす)え、

子供をテーマにすれば人が集まると言う発想も、理解できます。

事実、有名アパレルメーカーも企画趣旨(きかくしゅし)に賛同(さんどう)し、

各種協力をいただいたとも教えてくれました。


技術・感性のコンテストは必然的に内向き、つまり業界人を意識した内容になると思います。

ですが、人が集まらないと言う現実に対する打開策として賛否両論ありますが、

二本木代表は上記のような持論を展開します。


確かに、今でも鮮明に覚えているのですが、キッズ部門のモデルウォーキングの際、

地響き似た様な歓声が沸き起こりました。

そんな経験は、コンテスト取材などで初めてでしたので、印象深く覚えています。


と、コンテストばかりの話だと、何ですから、二本木代表が経営するヘアサロンの取組も紹介しますね。

毎月、色んなイベントを企画・実行しています。

6月のイベントとしては、子供のお客さまに対して、帰り際に、一枚のハガキを渡しているのですが、

それは、コレです。

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そこでは、日頃、照れ臭くて直接言えない親への感謝の言葉を書くと言う内容。

書き終わったハガキは、同店オリジナルのポストに投函(とうかん)してもらっています。

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集まったハガキは、毎日、スタッフが責任を持って、郵便局に持って行くので、

後日、お客さまの家に届き、親が目にすると言う流れなんですね。

もちろん、ハガキには、サロン情報も印刷されています。


二本木代表は一見して、職業が想像できない個性の持ち主。

ですが、本日の話からも理解できる通り、子供たちを愛する心やさしい経営者です。

「ヘアサロン経営には、遊び心と愛がないとダメだよ」と、真顔で、そのように語ってくれました。


夫婦円満、子沢山(こだくさん)の二本木代表だからこそ、理容業界の現状、

もしくはニッポンの離婚率が高まっている状況に対して、今できる事を実践していると思いました。


余談ではありますが、本日の話の中で、色んな販促事例を共有する

イデア販促協会(仮)の立ち上げを、真剣に考える二本木代表とオイラ。

「0から1を生む。その発想を、業種を超えて情報交換できる場所があると良いよね」

何気ない二本木代表の、その一言が、妙(みょう)に心に響きました。


本日の感謝。

二本木代表との御縁です。

一番最初に会ったのが、確か、10年前くらいでしょうか。

アロハシャツ姿で「ども」みたいな挨拶(あいさつ)をされたのですが

ここまで、お付き合いさせていただくとは、想像もつきませんでした。

今後とも、色々教えていただきますと幸いです。


明日の夢。

専門学校時代の同級生と会います。

さて、どんな話がでるのでしょうか?

楽しみっす。