理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

経営に現金が必要な理由

一昨日、いつもお世話になっている古田土(土に・)会計士事務所主催の経営塾を取材させていただきました。

今回のテーマは販売計画です。

Mr.トータニ、Fareグループ副社長マロン氏も参加、その内容はブログで紹介されています。

と、手抜きをしてみます(汗)。

なので、オイラは別角度から書いてみますね。


いつものように現金の重要性を説明する古田土所長です。

現金。つまり、いつでも自由に使えるお金です。


「会社は赤字では倒産しないが、現金がないと即倒産する。だから現金が必要」

この話を聞きますと、理美容室の強みの一つが「現金商売」であることに気が付きます。


さて、非常に興味深かったのが、この先です。

古田土所長が突然「過去、2度ほど倒産の危機に直面してね」と話します。

「人事管理を得意としている他の事務所と合併したが、失敗。すぐに解消した」

「で、それまで一緒に働いていたほとんどのスタッフが、合併相手の事務所に移籍」

「残ったスタッフは、今の吉田専務ただ一人」

「事務所の家賃の支払いが迫るが、仕事が回らない。この時、倒産を意識した」

「現金がなくて、銀行に事情を説明して運転資金の融資をお願いするも却下」

「だが、ゴルフ会員権の購入を理由にすれば融資が下りると提案され、お願いした」


結局、運転資金による融資はダメで、ゴルフ会員権だと融資が下りる。

この構図を目の当たりにして銀行への不信感を抱きつつも、何とか乗り切りました。

この話が、倒産危機の1回目です。続いて2回目の話になります。


「慰安旅行に行ってね。社員が運転する車2台で移動中、その1台が交通事故」

「同乗していた社員が重傷となり、少ししかなかった現金では対応しきれなかった」

「なんとか、当面の保障金の目途(めど)はついたが、社員の退職が続いた」

「現金はなくなる。社員は退職する。この時も倒産を意識したが、何とか乗り切った」

「幸い、重傷だった社員は、今でも在宅勤務として残ってもらっており、雇用を保障している」

「だから、利益を出し続け、社員の生活を保障しないといけない」


この2度の倒産危機を乗り越えた結果、現金つまり内部留保の存在意義を強く意識したと言います。

「バブルの時も不動産に手を出さないで、コツコツと現金を貯めてきた」

「いつ何時、突発的な問題が発生しても、社員とその家族を守るために」


古田土所長が会社経営のポイントとして、

現金の存在について重要視する理由が、そこにあるのですね。

また一つ勉強になりました。


毎週日曜日恒例のアンディ通信です。


【今週のアンディ通信】

とある日の朝食時。

オイラと嫁が朝飯を食べています。

アンディ「ウガウガウガ(何か食わせろ!)」

エロ侍「今、ご飯食べたでしょ」

アンディ「ウガウガウガ(何か食わせろ!)」

エロ侍「……。ってか、お前、嫁さんのゴハン食べただろ!」

アンディ「ウガウガウガ(食べてないっすよ!)」

エロ侍「いや、絶対、食べた」

アンディ「ウガウガウガ(た、食べてないっすよ!)」

エロ侍「お前、自分の顔見てみ」

アンディ「……(汗)」

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ゴハン、ついています。


本日の感謝。

自分自身の経験を教えてくれる方々に感謝。

与える事よりも、もらう事が多いと痛感しています。


明日の夢。

ヘアメイクcasaの中尾マネージャーを取材させていただきます。

どんなヒントが得られるのか、楽しみです。