理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

嫁の消費行動から学ぶ④

嫁さんの行動パターンを見ていますと、勉強になります。

今回は消費ではなく、興味を示した行動について紹介していきますね。


昨日、築地に行きました。

甥っ子共々も引き連れていましたので、嫁さんが運転する車での移動です。

カーナビでテレビを見ながら築地に向かっていたのですが、早朝の番組って、面白いですね。


と言うのは、視聴者からテレビ局に対して寄せられたご意見を読み

その上で、テレビ局側としての見解を述べる番組でしたが、

この音声を聞きながら、嫁さんがこんな事を言います。

「へぇ、そんな意見もあるんだね」と。


例えば「先週放送されたクイズ番組の回答者が多く、内容が濃かったので二日間に分けて放送すべきではないか」

と言ったご意見に対して、局側は貴重なご意見に対する感謝を述べつつ、今後の対応策を述べているのですが

それを聞いていた嫁さんは「なるほどねぇ」と一言。

さらに続けて「いろんな意見があるんだね。それと、マジメに回答しているのも面白い」とも語ります。


これら一連の嫁の言葉を聞ていて感じた事は、お客さまは他のお客さまの声に反応すると言う事と

さらに、お客さまの声に対する反応にも興味を示すと言う点です。


理美容業界におきましても、お客さまの声、つまりアンケートを実施しているヘアサロンは多いと思います。

そして、それらの情報をサロン側だけで管理しているケースも多いと考えます。

取材先や新規客になりすまして行なう潜入取材先で、

お客さまの声に対する答えを紹介しているサロンは少ないですから。


貴重なお客さまの声には多くの改善個所があり、それら一つひとつに対して真摯(しんし)に向き合い

そして、ミーティングなどで改善策を話し合う光景は多々あると思うのですが

それらの工程と結果を、お客さまに知ってもらう事が、より大きな効果や印象を与えるのではないでしょうか。


このようなお客さまのご意見をいただき、当店としては、今後、このような改善策を考えている。

もしくは、このような改善を行なった。


と言う感じで、お客さまの声と、その結果をPOPなどを通じてお知らせすると

「このサロンは、お客の話を聞いてくれる」

「だから、アンケートを頼まれたら、気が付いた所を書いてみよう」

と言った心境になる事は想像できます。

誰でも、自分の意見が反映されるのは嬉しいですからね。

しかも、しっかりした対応がサロンの好感度アップにも繋がります。


お客さまの声はサロン側の都合で集めているのではなく

あくまでも、より良いサービスへの向上に繋がる為に必要な事。

それを、お客さま自身が気が付く事がポイントではないでしょうか。


お客さまの声は集めて、改善策を考えるだけではなく

それらの工程をお知らせする事で、効果が高まる。

そんな事を思い出した、嫁さんマーケティング総合研究所でした。


築地に到着後、お寿司屋さんで朝酒するオイラ。

生ビールと熱燗3合ほどを飲んでも、午前8時。

築地は、酒飲みのワンダーランドです♪

では。