嫁さんの行動パターンを見ていますと、勉強になります。
今回はポイントカードについてです。
とある百貨店から、一枚のカードが送られてきました。
宛先は嫁さん。
封筒を見ますと、百貨店名と新しいポイントカードが入っている旨が書かれており
ニヤニヤしながら開封する嫁さんが、そこにいます。
そして、ポイントカードを手に取った嫁さんは、こんな事を言い始めます。
「あー、このカードがあると、あそこに入れるんだよね」と。
オイラは、正直、その百貨店を詳しく知りませんし、システムも理解していません。
なので、完全に状況を把握していませんが、
とにかく、嫁さんは、ポイントカードのメリットに対して
直接的なポイント還元よりも、間接的な還元に反応を示していました。
つまり、ポイントカードを持っている人だけが得られる体験に対して
物凄く興味を示し、そして喜んでいるのです。
これ、東芝ITコントロールシステム㈱の高田靖久氏が
顧客管理セミナーなどで話している内容そのものなんですね。
ポイントカードはポイント還元ではなく、ステイタスを感じる優遇体験。
その提案に対して人は興味を示すとも受け取れました。
この話、嫁さんだけではなく、実姉との会話の中からも聞こえてきます。
嫁「見てみて、コレ。良いでしょ!」
姉「あーコレ、あれじゃん。買い物したら、あそこに入れるって奴。良いなぁ」
どうやら、嫁さんだけの行動パターンではないようです。
さて、この実例を理美容業界に当てはめてみますと、
ポイントカードの有効活用は、商品や換金という還元ではなく
例えば予約時間の優遇、使用トリートメント剤などに差を付けたり
もしくは、ヘッドスパやアーユルベーダなど、新技術を導入した際、モニターとなってもらい、
意見を述べてもらうと言った提案が効果的と考えますが、どうでしょうか?
店販品の新商品なども、同様の活用方法が期待できます。
そして、もう一点。
最初のレベルアップは極力短期間とする事です。
まずは、数回程度の来店で次のステージに昇り、新規客との違いを感じてもらう。
そんな感じでしょうか。
人がモノを買うと言う消費行動を見ていますと、物凄く勉強になる今日この頃です。
では。