理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

荻原重秀がヘアサロンを経営したら 理容 美容室 ヘアサロン

荻原重秀(おぎわら・しげひで)

江戸幕府勘定奉行で、5代将軍の徳川綱吉時代、

悪名高い貨幣改鋳(かへいかいちゅう)を数度に渡って提案・実行した人物。


申し訳ありません、今回は戦国武将ではありませんが、ご勘弁を。。。

経済官僚もしくは、後方支援に能力を発揮する武将や侍が好きみたいです、オイラ。


ちなみに、貨幣改鋳とは市場に流通している小判を回収し、一旦溶かして金に戻す。

そして再び小判を作り直すのですが、その際、小判一枚に対する金の量を少なくして作ります。

要は簡単に言うと、回収した1枚の小判を材料にして、2枚の小判を作って

回収先に1枚を戻し、もう一枚を手元(幕府)がもらうという事です。


幕府にお金がないなら、作っちゃえ! そんな発想ですね(汗)


当然、質が落ちて、しかも流通する数が多くなる事から小判の貨幣価値が下がりますので、

インフレ(物価高)になり経済が混乱する事が予測されますが

実際は、日本市場の拡大に合わせて通貨の量を増やしたために

わずか数%程度のインフレで済み、むしろ好景気となったと言う見解も出ています。


さて、その荻原重秀がヘアサロンを経営したら、どうなるのか。

毎度の事で恐縮ですが、好き勝手に想像してみます。


荻原重秀と言えば、評判はよろしくありませんが、

実は、貨幣通貨制度に対する考え方に先見の明があった、と言われています。


それ(江戸時代)までの貨幣は、金本位と言うのが通例で、

つまり、金や銀の重さが貨幣価値とされていましたが

「官府(政府)の捺印(なついん)があれば、それが何でも貨幣の価値がある」

「そして、流通すれば立派な貨幣となる。たとえ紙でもだ」と言う考えの持ち主です。


これ、現在の1万円札や1千円札が流通している貨幣制度の事を予測したかの見解です。


この発想は、恐らく現代において、仮にヘアサロン経営を行なった際も一緒で、

Suica(スイカICカード乗車券)、おサイフ携帯などによる支払い環境を

いち早く整える事が想像できます。


「カードだろうが、携帯だろうが便利なモノが今後、主流となる」

もしかしたら、そんな考えかもしれません。


もちろん、おサイフ携帯の利用顧客に対しては

顧客使用履歴を活用したキャンペーンアプローチ、

例えば定期的に購入している人物に対して、購入時期が遅れている場合、

クーポンチケットのメール配信などによる、販売促進活動を行なうかもしれません。


ただし、上司である将軍に対し、無断で貨幣改鋳を数度に渡って行なった事から、

お金に対して、どこか安易に考えている節もあると思います。

となれば、自店だけに使用できる金券の乱発なども充分考えられます。


お金がないから、手っ取り早くお金が集まる貨幣改鋳と言う発想で、

新規客集めの為に、安易な発想による割引チケット

クーポン券、インターネット割引などを見境なく行ない

その延長線上において、価値や魅力を高める努力を怠り

ただ単に、メニューに割引価格を上乗せする、いわばサロン内インフレを起こしてはならない。

どちらにしても、お金は作るモノと言う発想を、現代に持ち込んでも結果は想像に容易いです。


久し振りの「戦国武将がヘアサロン経営者だったら」の更新でしたが、

皆さんが気になる戦国武将、もしくは江戸時代の侍がいましたら教えてください。

オイラなりに調べて、次回のテーマにしていきたいと思います。

では。