昨晩の飲み会マーケティング総合研究所は、元・弊社社員で現在は独立されて
各種ショップ関連の内外装のデザインを経営されている大先輩から、お話を聞きました。
弊社の歴史、独立後の苦労話などを聞きますと、色んな発見があります。
特に弊社を立ち上げました初代社長の話になりますと、盛り上がります。
オイラは入社後に一度しか話が出来ませんでしたが、やはりバイタリティがある方で、
色んな逸話が、今回に限らず各方面から聞こえてきます。
「エロ君ね、初代の社長が直面した最大の問題って、なんだかわかるか?」
そのような質問を受けたのですが、正直、皆目見当もつきませんでした。
「労働組合が出来た時の対応だよ。まさか、あんな大事になるとは想像してなかったんじゃないかな」
懐かしそうに、そう語ってくれます。
過去、約30年前に弊社では労働組合が結成され、そこから労使間で話し合われたのですが、
当初の対応で手間取り、結果、解決の糸口を見出すまで、相当の時間を費やしたそうです。
「その時、管理職でね。責任をとって辞めたんだ」
「あの時、ナンバー2、ナンバー3が違う人だったら、労使問題は長期化しなかったし、
今の御社の現状とは、また違う結果になっていたと思うよ。今でも、そう思う」
と、サラリと話す大先輩。
近年、理美容業界でも話題になる右腕の存在。
いかにトップが優秀であっても、右腕と左腕の存在次第で、伸びしろは大きく違ってきます。
ヘアサロン経営で良く聞く話で、店長が退職したら売上が大幅にダウンしたと言うケース。
とある経営者曰く「ウチはエースで四番のスタッフはいない。少数精鋭ではなく、少数そこそこ精鋭なんだ」
と語ってくれます。これは、一人のスタッフが抜けても、その他のスタッフでカバー出来る仕組みが構築されており、
だからこそ、一人のスタッフに顧客が集中しないサロンワークとなっています。
また別な経営者曰く「ウチの店長は、店長候補の中で、一番気弱で技術レベルが低いスタイリストにした」と言います。
その理由を聞きますと「店長の下、つまり幹部スタッフが重要だからだよ。ナンバー2、もしくは3
そして4までを育成するために、あえて店長は頼りなげなスタイリストにしたんだ」と語ってくれました。
ナンバー2もしくは3の育成は、各サロンで色んな方法に取り組んでいますが、
兎にも角にも、サロン経営を行なう際には重要なである事は間違いありません。
話を戻しますが、大先輩に素朴な疑問を投げかけてみました。
「もともと、内外装の知識や経験があって独立されたのですか?」と。
すると意外にも、こんな答えが返ってきます。
「いやいや。編集しか経験ないよ。いまだに内外装デザインの知識はないしね」
「でも、独立する際にナンバー2として、内外装などの業界事情に詳しい人を置いたんだ」
「社長業と現場の仕事は違うからね」
「もちろん、現場も把握しているけど、改善個所などはナンバー2を通じて対処しているんだ」
「俺の視点に、プロの考えが加わるからスムーズに事は進んでいるよ」
色んな経営者とナンバー2の存在について多くの学びがあった飲み会マーケティング総合研究所でした。
では。