理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

過去は変えられる/ESとCS

昨晩は、弊誌サロンオーナー連載「ヘアサロンのマネープラン」で指導・監修していただいている

古田土会計士事務所の方(以下、桃太郎)との飲み会マーケティング総合研究所の活動でした。


住宅控除特別減税、ガンダム経営管理の話で盛り上がったのですが、

桃太郎氏は唐突に、このようなことを話してくれます。

「過去は変えられるんですよ」と。

「運命は変えられないけど、自分次第で未来や人生は変えられるという話は

以前、聞いたことがありますが、過去も変えられるんですか?」

そのように聞き返すオイラ。

「うん。いま頑張って結果を出したとすると、過去の失敗は経験へと変化するんだ」

なるほど。

過去の失敗から学び、そこから努力を重ね、そして成功する。

失敗→改善箇所の把握→改善努力の積み重ね→成功。

失敗が右に進むにつれて、いつのまにか成功になると言うのです。

しかし、途中で止まってしまうと、失敗のままでストップして、

いつまでたっても失敗であるのです。


酔っぱらい同士の会話なので、ここで話が大きく変わります。

「ウチの所長(社長)、自分が定年を迎えるまでではなく、今の状況でしたら、

4月入社の新人たちが定年まで安心して働ける組織作りを考えているんです。

来年になれば、来年入社の新人たちが定年まで働ける環境を整え、

その翌年も…この繰り返しなんです」

桃太郎氏は、そのように話すと「会社は何があっても社員を守りきる。

そのシステムを明確に説明しており、例えば独身男性が亡くなった場合、500万円、

妻帯者は1千万円、子供がいる場合は1千500万円がすぐに支給されます。

それと、もし仮に高額な費用が必要な難病を患った場合でも、

素早く対応できるようになっています。

会社は、そこまでして社員の生活を守ってくれているのです」と付け加えます。

だからこそ、利益の内部保留(現金)が必要なのでしょう。

そして、これらの話は、経営者が言っているのではなく、社員から聞いたと言う点に着目し、

会社が社員を守っていると言ったスタンスが浸透している事が窺い知れます。

この事務所の仕事はハードであり、決して9時から17時までではない事は想像に容易いのですが、

にも関わらず、社員がついてくる理由が、なんとなく理解できました。


組織が社員を守るシステムの構築。そして、社員に伝え続けること。

この2つの重要性について、わかりやすい例えがあります。

ES(従業員満足度)を自転車の後輪、CS(顧客満足度)が前輪で、経営者が運転手。

この考えは、そっくりそのままヘアサロン経営にも当てはまると感じた、

昨晩の飲み会マーケティング総合研究所の活動でした。


研究員は随時募集しています!

次回も頑張ります!!