理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

後継者理容師の強み。そして跡継ぎ理容師が行なっている販促活動 親子3人の理容室で行なった反応率1.4%の販促チラシ

 
☆ ★ ☆ ★ ☆ 今日のブログ。気になる、あの一言 ☆ ★ ☆ ★ ☆
 
「4代目の私。初代に髪を切られていたお客さまが、今でもご来店されて、私が切っている」
 
 
 
今回の内容【もしかしたら、跡継ぎ理容師って物凄く大きなメリットが、あるんじゃね?】
 
まず最初にお礼を。
 
 
昨日開催させていただきました東京・理容師カフェ。
 
ご参加いただきました方、そして理容師カフェ認定講師の井上 仁さん。

お忙しいなか、ありがとうございます。
 
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跡継ぎ理容師が行なっている販促活動をテーマに行なった今回。
 
私も含め、全員が中央理美容専門学校卒業生(1名は学生)であることが判明しました。
 
となると、なぜか一体感が生じるから不思議です。
 
そのような雰囲気のなか、井上講師が販促実例をガンガンご紹介してくれます。
 
 
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埼玉県理容組合の助講師でもある井上さんは

地元・秩父をこよなく愛する方で
 
お祭りや青年会議所活動などにも、積極的に参加しています。
 
 
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井上さんの得意技は、自己開示による販促物制作。
 
理美容師の履歴書を筆頭に、多くの販促物制作に携わっています。
 
 
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そして、ご自身が制作していく過程で得た経験から
 
販促チラシは、入り口と出口を明確にする重要性に気付きました。
 
最初に目に入る入り口では「何を伝えたいのか」その内容を伝えます。
 
 
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そして、最後の出口では「どうして欲しいのか」と言う行動内容を伝えます。
 
この2つを忘れないように注意していると教えてくれました。
 
 
ちなみに、同店の販促チラシですが3,000枚のポスティング結果
 
42人の集客に成功、反応率は1.4%となりました。
 
 
そうそう。井上さんの面白いところは、理論にも精通しており
 
例えば、このような説明を行なってくれました。
 
 
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これらの内容は、ニュースレターで盛り込むネタとして意識しており
 
読者の共感を得るためのノウハウとでも言えるのでしょうか。
 
 
販促チラシやニュースレターなどを作る際
 
何かを伝えることに不慣れな方には
 
これもまた、井上さん自身が行なっている練習方法を提案します。
 
 
4行日記と言って、日々の出来事を「事実」 「発見」 「教訓」 「宣言」
 
この4つに分類して書いていくと言う感じです。
 
 
例えば、このようになります。
 
 
「事実」 理容師カフェで学んだ。
 
「発見」  販促チラシ作りは案外、簡単
 
「教訓」  習うより、慣れろと言うこと
 
「宣言」  販促チラシやニュースレターを作る
 
 
各行ともに20字以内としていますので、継続性も高まることでしょう。
 
そして、日々繰り返し行なうことで自己成長を確認でき
 
行動内容も明確になるとも教えてくれました。
 
 
そして、第二部は恒例の意見の出し合いです。
 
今回もふせん(ポストイット)に書き込みながら、キーワードを探って行きます。
 
 
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テーマは「跡継ぎ理容師の強みについて」です。
 
この間の雑談も面白かったり、新発見があるのも理容師カフェの特徴。
 
 
特に、現状と今後の展開については
 
跡継ぎと言う軸があるものの三者三様。
 
 
まずは自店の把握から行ないたい理容学生。
 
そして、近い将来、実家の店舗兼住宅をリニューアルしつつ
 
跡継ぎとして経営者になる理容師。

勤務先のヘアサロンが撤退。多くの著名人を顧客に持つ理容師は
 
実家の理容室の事業承継と同時に、現状の問題点打破と言う課題もあります。
 
 
各自、置かれた環境は違うので、相手のコトを知りたいがため
 
「○○さんの実家の理容室って聞いたことがあるけど、フランチャイズなの???」
 
「いや…そうではなくて。多分」
 
 
「え? 改装するってのは、何階まで?」
 
「1階を理容室にして、2階は美容室で吹き抜けにしたいけど…」
 
 
「えー。あの人の髪を担当しているの?」
 
「そうなんだけど。次から切る場所がない(泣)」
 
 
各自が質問を投げかけ、それに答えることで、自分自身の状況を再認識できたと考えます。
 
だからこそ、情報交換が行ないやすかったと個人的には感じました。
 
 
そうそう。
 
そのような会話が繰り広げられるなか
 
跡継ぎ理容師の強みについて、キーワードが出そろいました。
 
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固定費が少なくて済む。
 
(お店が)キレイなら、何となる。
 
心の余裕。
 
周囲の人たちが、自分の顔を知っている。
 
どのような街なのか、知っている。
 
色んな場所を知っている。
 
理美容師の履歴書が効果的。
 
スタッフがいる。
 
親も使える。
 
親の財産。
 
親に対する銀行からの信用度。
 
同業者の跡継ぎ理容師が少ない。
 
良くも悪くも、地域のしばりを知らない。
 
顧客がいる。
 
常連客がいる。
 
同級生がいる。
 
カルテがある。
 
通勤時間がない。
 
楽ちん。
 
娘としての七光りがある。

風当たりは優しいです。
 
歴史(ブランド)がある。
 
お客さまが、お店の昔ばなしを知っている。
 
古いお客さまに歴史を語ってもらえる。
 
昔ばなしで盛り上がれる。
 
家系図が面白い。
 
年表が作れないだろうか。

色んな世代のネタをいじれる

(各世代の)スキャンダラスな話の存在があれば盛り上がれる。
 
(お店の)歴史POPが作れるよ。
 
先代いじりPOP。
 
 
ざっとまぁ、こんな感じでボロボロと、跡継ぎ理容師の強みが出てきました。
 
・・・・・・。なんか面白いです(笑)。

「4代目の私。初代に髪を切られていたお客さまが、今でもご来店されて、私が切っている」
 
「だったらさ、各世代の経営者の特徴みたいな内容を教えてもらったら???」
 
「うん。どうやら、2代目は遊びも好きで、一度駆け落ちしたらしくてさ・・・」
 
「もうそうなったら、ご先祖様をいじって紹介するってのは」
 
「あ。それアリかも」
 
「ご先祖様も、いじられて集客や顧客満足度向上に繋がれば、そりゃ本望だ」
 
 
とりあえず、先代たちが築き上げてくれた地域のブランド(信頼)

さらには、先代たちそのものも活用することができるのが
 
跡継ぎ理容師の強みでもあることが判明いたしました。
 
 
さて今後、井上さんが作ってくれるであろう、ご先祖POP
 
家系図POP、歴史POPが完成したら、またみんなと情報共有したいですね。
 
と、井上さんにプレッシャーをかけてみます(笑)。
 
 
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ご来店された新規客。
 
話をしていくと、過去にお付き合いしていた元・彼女のご主人であることが判明。
 
「その時の心境は、何と表現して良いのか・・・微妙」と語る井上さん。
 
 
行動することで得られる色んな体験を積み重ね
 
今後も、販促活動の精度を高めつつ、活動されていくことでしょう。
 
 
跡継ぎ理容師ならではの問題も数多く存在しています。
 
と、同時に跡継ぎ理容師だからこそ取り組めることもある。
 
 
今回の井上さんと一緒に行なった理容師カフェでは
 
そのような部分を情報交換・共有できました。
 
 
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
 
後を継がない跡継ぎ理容師が企画した、跡継ぎ理容師向け理容師カフェ。
 
そのような突っ込みも期待している、理美容経営企画室の関口でした。
 
 
◇◇◇9月開催の理容師カフェ情報◇◇◇
 
 
 
 
 
9月29日(月)13時から 麻布十番・理容師カフェ 男の理容師が女の顔を剃ったらダメですか?
 
9月30日(火)13時から 場所未定 男の理容師が女の顔を剃ったらダメですか?
 
 
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そもそも、理容師カフェってなんだよ? と思った方へ
 
↓↓↓以下が、理容師カフェについての紹介です
 
 
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みんなの現場新聞2014年 夏号が6月10日に完成。
 
詳しくは↓↓↓以下の当ブログで紹介しております。
 
 
 
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購入号(新刊は2014年 夏号)
 
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多くの方々と情報共有して、さらに面白くなって
 
再び紹介していく・・・そのような好循環を構築する切っ掛けとなりたいのが
 
ヘアサロン販促実例集 みんなの現場新聞なのです。