理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ある小さな理容室のできごと 経営者が一念発起、息子がヤル気を出したが、娘に大病の影が…

 
今回の内容【不幸は幸せではないと言うこと?】
 
 
遊びに行ったヘアサロンに、タカラベルモント社の営業マンがいたので
 
ご紹介いただき、あいさつと名刺交換を行ないました。
 

話をしていると、その営業マンとは、過去に同社が開催している
 
ヘアサロンの内外装デザインコンペを通じて
 
ご縁を頂いていることが判明しました。ありがとうございます。
 
 
デザインコンペと言えば、以前、ちょっとした原稿を書いた際
 
そのテーマが、仕事によって感動した話だったので
 
このような(以下)内容にしたことを思い出したので、転載いたします。
 

 
17.【理容店】 -家族4人の手作りの理容室がコンペで受賞 
 
理容室・美容室、歯科医院の内外装デザインコンペの審査と取材を行ないました。
 
審査会場では、審査対象の店舗の写真が数多く飾られています。
 
 
一枚一枚見ていきますと落ち着きある空間
 
オシャレなイメージを前面に打ち出した店舗などがあり
 
どれも目移りするモノばかり。
 
 
そりゃそうです。
 
 
だって、理容師もしくは美容師がヘアサロンを立ち上げるのは命がけ。
 
多少の予算がオーバーしても、お金をかけてしまいますから。
 
 
だから、その時に目に入ってきた各店舗の写真は
 
豪華絢爛なイメージが共通していました。
 
 
で、一枚の写真が目に入ります。
 
 
店名や外装の地味な第一印象
 
小ぢんまりした大きさから、完全スルーの対象。
 
 
約1秒程度見て、他の写真に目が移りかけた時
 
「狭いながらも楽しい わたなべ家」
 
確か、そのようなキャッチコピーが見えました。
 
 
それまで見ていたのが豪華な店舗
 
そしてオシャレなコピーばかりだったので
 
ある意味、小バカにした穿った視線で、もう一度
 
その店舗の写真と解説文を読む私。
 
 
すると・・・・・・こんな事が書かれています。
 
 
ご夫婦と娘さんの三人の理容店。
 
ご子息はフリーター。
 
僅か数百万円程度の簡単なリニューアルだけど
 
経営者のご主人が一念発起。
 
 
経営講習会を受講して勉強を行ない
 
奥さんと娘さんは、エステティックの技術習得のために、日々練習を重ねた。
 
リニューアル後は親子3人で一所懸命に働き
 
その影響で、フリーターの息子も接客の手伝いをするようになり
 
徐々にではあるが社会との関わりを持つようになった、と。
 
 
本当に地味なヘアサロンなんですが
 
この解説文を読んだ時、思いっきり感動しました。
 
 
顧客が減り、息子はフリーター。
 
 
通常であれば、廃業もしくは現状維持と言う選択を行なうと思うのですが
 
経営者の意識が変わっただけで
 
家族が一丸となり、危機を乗り越えられるようになる。
 
 
何かが変わるときは、一瞬で大きく変わるといいますが
 
そのタイミングをリアルに感じた時でした。
 
 
人が本気になる。
 
本気になれば仲間が増える。
 
 
地方にある小さな小さな理容店から
 
その重要性を感動と共に教えてもらいました。
 
 
余談になりますが、その時の審査で、私が受賞対象に選んだのは
 
もちろん、その小さな理容店です。
 
 
―――――――――――――――――――後日談―――――――――――――――――――
 
この感動話に関係する各社に確認を取ったら
 
後日談を教えてくれました。
 
 
理容室わたなべの経営者のご子息は
 
フリーターと記憶していました。
 
 
が、聞けば、理容学校卒業後、理容師として他店で修行を重ねていた時に
 
修行先の経営者と折り合いが悪く、結果
 
修行先を辞め、理容師として働く意欲もなくなり
 
フリーターになっていたと言います。
 
 
そんなモチベーションが低かったご子息は
 
リニューアルを機に理容室わたなべで理容師として復帰し
 
現在では元気に働いているそうです。
 
 
しかし、ここでハッピーエンドになりません。
 
 
更なる不幸に遭遇します。
 
しばらくして、娘さんが重い病に犯されてしまいました。
 
 
その時は完治したのですが再発。
 
 
幸い大事には至らなったのですが
 
理容師として働ける状況ではありません。
 
 
でも、家族一丸となり暖かく見守り、そしてリハビリを重ね
 
今となっては、少しずつではありますが仕事に復帰しているそうです。
 
 
前向きなリニューアルを行なったことで
 
結果的に、絶望や病と言う人生の困難を乗り越えられた事例から
 
不幸と言うのは、見方を少し変えれば
 
自分が大きく成長するための、出来事の一つなのかもしれません。
 
 
生意気にも、そう感じました。                                 
 

 
この話は、私が見た・聞いた話をまとめた内容です。
 
つまり、誰にでも起きうることでもあるのです。
 
 
何か、ちょっとした決断が、その後の人生に大きく影響するというのは
 
そう珍しいことではなく、身近に存在しているとも言えます。
 
 
今日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
 
小さなお店の物語を見付けるのが結構好きだったりする
 
理美容経営企画室の関口でした。
 
 
◇◇◇9月開催の理容師カフェ情報◇◇◇
 
 
 
9月22日(月)13時から 東京・理容師カフェ訪問理美容の集客・契約・予約など技術以外で大切なモノ
 
 
9月29日(月)13時から 麻布十番・理容師カフェ 男の理容師が女の顔を剃ったらダメですか?
 
9月30日(火)13時から 場所未定 男の理容師が女の顔を剃ったらダメですか?
 
 
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そもそも、理容師カフェってなんだよ? と思った方へ
 
↓↓↓以下が、理容師カフェについての紹介です
 
 
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