理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアサロン潜入取材49軒目 3つの強みと3つの改善提案

今回の流れ【ミステリーショッパー(覆面調査員)的な調査レポート】
 
 
スミマセン。

ヘアサロン潜入取材、50軒目の内容を紹介しようと思ったら……
 
49軒目の報告を忘れておりました。
 
 
レポート形式では記録に残しておりましたので

今日は、その内容をアップしますね。
 
 
 
【全体的な流れ】
 
入り口のドアを開け一拍おいた状況でカット希望の旨を伝える。
 
すぐ横のウエイティングスペースに案内。
 
 
カウンセリングシートへの記入をお願いされる。
 
数分後、記入したシートを担当スタッフに手渡すとセット面へ移動。
 
担当者は、フルネームを笑顔で教えてくれた。
 
ヘアスタイルのリクエストを聞かれると、クセ直しの後にカット開始。
 
 
私の住所欄にある「東京」をキーワードに会話がはずみ
 
数十分後に終了。
 
 
そのタイミングでオプションメニューの提案があり
 
複数のメニュー内容に質問するとセットメニューを教えていただき
 
お願いすることに。
 
 
シャンプーはカットの担当者。
 
シェービングはオーナーが担当し
 
ヘッドマッサージとスタイリングは再びカット担当者。
 
 
スタイリング剤がオススメされ、最後にお会計。
 
お釣りと一緒に名刺が渡された。
 
 
ポイントカードもあったが
 
遠方なので次回来店の折にいただくことに。
 
 
ドアを開けていただき見送られ退店。
 
 
 
【強み その1 オーナーの奥様の笑顔】
 
女性スタッフが一人いると、雰囲気が柔らかくなります。
 
笑顔も素敵なので、奥様の存在がポイントとなるでしょう。
 
とは言え、動き回る必要はありません。
 
 
笑顔でアシスタント業務を行なっているだけで充分。
 
柔らかい空気感を作るムードメーカーとして重要です。
 
 
それから、珈琲を入れてくれた際
 
ワゴンに1枚のランチョンマットのような敷物があり
 
それだけで少し高級感を抱きました。
 
 
ですから、さらに好印象を狙うのであれば
 
例えばウッド調のワゴンを活用する方法などが考えられます。
 
 
 
【強み その2 体感メニューの充実 シャンプー・シェービングメニュー】
 
シャンプーは力加減やスピードなど、申し分ないレベル。
 
ですから、顧客の中にはシャンプーの気持ち良さを期待して
 
ご来店いただいているケースも多いと推測します。
 
 
従って、顧客アンケートなどの際にシャンプーについても
 
高得点を挙げられている方には
 
ワンランク上のヘッドスパメニューの提案が効果的ではないでしょうか。
 
 
誕生月にご来店の際、日々の感謝の気持ちを伝える意味も込めて
 
プレゼントとして無料体験を提案するのも良いでしょう。
 
 
続いてシェービングですが、こちらも満足感が高いです。
 
何枚のスチームタオルで蒸したのでしょうか。
 
 
10枚程度だと思いますが
 
その使用枚数も、貴店のアプローチポイントになります。
 
ていねいな仕事が伝わるから。
 
それから、添え手の絶妙な加減も同業他社との差別化に繋がります。
 
 
十数種類の添え手を体験しましたが
 
それら一覧を写真で紹介するだけでも効果的。
 
 
どちらにしても、隣に座った30代前後の男性顧客は
 
シェービングを選択していませんでしたので
 
顧客自身が行なうシェービングとプロの技
 
その力量の違いを勘違いしていると推測します。
 
 
リフトアップにも繋がる
 
メンテナンス的なメニューとしても伝える価値があります。
 
 
 
【強み その3 あんまマシンの底力】
 
マッサージの際に、久し振りに按摩(あんま)器を体感しましたが
 
その効果は相変わらず凄いです。
 
 
時代錯誤なイメージから、想像もつかない気持ち良さを感じました。
 
そこで考えたのは、本体の写真を店頭にディスプレイしつつ
 
紹介する方法も効果的ということ。
 
 
「今日一日。パソコンを見ていた方へ」
 
「その日の疲れ」
 
「その日のうちに」
 
 
みたいなキャッチで、夕方以降専用のメニュー展開も可能と思います。
 
もちろん、オプションメニュー
 
単体のみの展開を行なっても面白いでしょう。
 
 
その際は使用前・使用後の体温の変化を紹介しながら
 
その効果をアプローチするのはいかがでしょうか。
 
 
 
【改善箇所 その1 ウエイティング周辺の雑誌などをそろえると良いです】
 
新規客は不安なので、どうしてもキョロキョロと店内を見回します。
 
今回は、ウエイティングスペースから
 
2時の方向にあるラック内にある雑誌が
 
多少乱雑に収納されていたのが気になりました。
 
 
すると不思議で、その延長でテーブル上に置かれているモノも
 
ナナメになっていたり、テーブル下にあるモノたちも気になりました。
 
 
とは言え、帰り際に見た際にはテーブル付近は整理されていましたので
 
片付ける習慣があると推測します。
 
 
であれば、事前にチェックする場所をリストアップして
 
そろえる行動する時間を設定して、習慣付けを行なうと効果的です。
 
 
 
【改善箇所 その2 カウンセリングシート関連】
 
書き込む際に感じた改善点が複数あります。
 
まずはボールペン。
 
 
どうせなら、もう少し良い物を使うと
 
また違った印象になるかもしれません。
 
 
消耗品と捉えるかファーストインパクトを高めるアイテムなのか。
 
その辺の立ち位置の違いもありますが。
 
 
あとは、シートの記入項目で「コンタクト使用」しているのか否か
 
このチェック欄も欲しいかもしれません。
 
 
眉毛の下を剃る際の添え手で
 
コンタクトがズレるケースも稀にあります。
 
その予防の一環です。
 
 
同時に、眉毛のカットとシェービングを希望するのか否かを
 
記入する欄も欲しいです。
 
 
と言うのは、今後の展開として
 
「ヒゲを剃らないシェービング」と言う展開も考えられます。
 
 
つまり、眉毛を整える技術提案。
 
その折のアプローチ(DM発送など)を行なう際に活躍するのが、顧客データ。
 
活用できることでしょう。
 
 
 
【改善箇所 その3 オプションメニューの整理整頓】
 
複数のオプションセットメニューがあり、正直、迷いました。
 
ですから、どうでしょうか。
 
季節の変わり目などのタイミングを通じて
 
オススメのオプションメニューの提案を変えるというのは。
 
 
セット面右横にある複数枚のPOP
 
これらを一つのセットメニュー提案にすると同時に
 
施術内容の写真や効果
 
実際に体験している、年代や性別などを紹介すると効果的だと考えます。
 
 
ニュースレターも発刊されていると聞きましたので
 
連動することでより結果に繋がることでしょう。
 
 
そして重要なのは「モノ」より「体験」というスタンス。
 
このオプションメニューを体験されている顧客に
 
一度理由を聞いて見ませんか?
 
 
「オプションメニューを行なうと、どうなるのか」と。
 
 
その体験談を紹介することで
 
見込み客には、興味を示す切っ掛けにもなるのです。
 
 
以上が理美容経営企画室の関口的な見解です。
 
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。
 
 
さて、ここで個人的な提案をいくつかさせていただきます。
 
 
・新規来店者用のセットメニューがあると、客単価向上に繋がります。
 
 
・分割料金の場合、組み合わせが自由と言うメリットもあるので
 
 その提案も行なってみる価値があります。
 
 
・同時に行なうのは、そうですPOP作り。
 
 
・また、シェービングの際に鼻の表面を剃っていただきました。
 
 この技術は以前の取材先などで、学生を対象にオプションメニューとして

 提案した際、反応があったという報告がありました。

 ニキビ予防、黒ずみ防止。
 
 鼻パックと連動して提案してみるのも効果的。
 (教えてくれた石川角栄さんAZS!)
 
 
・それから、シェービングの際、二枚蒸しをされていましたが
 
 その際、さらに一番上に一枚の乾燥タオルを乗せると保温効果が高まります。
 
 結果、蒸し時間を多くすることができ、より軟化するため
 
 結果的に、シェービングの時間短縮にも繋がるとの話も聞きました。
 
 一度お試しいただきましたら幸いです。
 
 
ざっとまぁ、こんな感じですが、いかがでしょうか。
 
 
昨日の感謝
 
美味しいお肉をいただきました。
 
誰でも旨いモノが食べられる環境に感謝です。
 
 
本日のワクワク
 
資料まとめやりまーす。
 
 
販促チラシ集め。只今の枚数
 
698枚(一昨日と変化なし)
 
 
昨日の歩数
 
スマホ持ち歩いていないので、計測不能
 
スミマセン。
 
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【 お 知 ら せ 】
 
理美容経営企画室では、ヘアサロン経営者や幹部スタッフを対象とした
 
以下のサービスを用意しております。
 
 
【顧客目線による自店の強みと改善部分のお知らせ(ミステリーショッパー
強みを知り、もっと伸ばすための実例。改善部分の発見と見直し実例を提案します
 
【貴店のブログを活用した販促アプローチ(広報宣伝活動)】
三者目線から伝わる強みを、ブログ媒体を通じて私が紹介していきます
 
【販促物のアイデア提供(見込み客集客)】
背伸びしない。偉ぶらない。そんな自店らしい販促物を作ります
 
【繁盛ヘアサロンの販促実例紹介(ミーティング参加、講習会)】
理美容業界誌の編集者時代に教えていただいた、色んな実例を写真でお伝えできます
 
【ヘアサロン経営分野の取材・執筆(情報収集)】
理美容組合や研究会などの機関紙、広報誌の企画編集。東京のサロン経営情報をお知らせします
 
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只今、これらの実績が出来上がりつつありますので
 
あわせて紹介していきます。
 
 
 
あなたと違う目線で
 
おもしろいことを一緒に考えたい
 
理美容経営企画室 つよみハンター 関口和
 
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