理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアサロン潜入取材 後編 居心地が良い理容店 その理由を探る

今回の内容【また行きたくなる理容店。その要因を私なりに考えてみた】
 
 
まず最初に、前回の投稿に引き続き連絡事項です。
 
 
申し訳ありません、申し込み締め切りを6月10日(日)午前9時までとさせてください。
 
ご参加いただく方々のご協力により、質問内容を事前に連絡いただいており
 
それらを整理整頓する作業、そしてBoweさんに渡すので
 
締め切りを前倒しとさせていただきました。
 
ご理解とご了承いただけましたら幸いです。
 
 
さて、後編の内容はここからですよ。
 
ちなみに、前編はコチラ(←をクリックするとリンク先に飛びます)。
 
 
 
予約を行ない、時間ギリギリで到着する私。
 
お子さまの先客のカットを行なっているスタッフから
 
「ゴメン! もうちょっと待ってね」と、ひと言いただき
 
奥様からは「待っている間に、ヘアスタイル決めますか?」とフォローが入ります。
 
 
先代らしいベテラン理容師からは、わざわざ近くまで来て
 
「いらっしゃいませ」と声をかけてもらいました。
 
 
この瞬間「あ。この理容店、いいかも」と判断したのですが
 
それは、店内にいた全員が私の存在の認識してくれたからです。
 
単純なことですが、このファーストインパクトは
 
ドキドキしている新規客からすると、非常に嬉しいサービス。
 
 
たかが、あいさつ。
 
されど、あいさつと言われる所以(ゆえん)が、そこにありそうですね。
 
 
プレシャンプーを行ない、カットクロスを巻かれると
 
「関口さん。どうします? 髪型」
 
そのような問いかけをいただきました。
 
 
名前で呼ばれて、なんか嬉しかったです。
 
しかも「さま」ではなく「さん」とサラっと呼ばれたのですが
 
不思議と違和感を感じる事がなく、むしろ親近感すら覚えました。
 
 
この「間」の詰め方が、非常に勉強になります。
 
私の心理状態は、すでに新規客ではなく何回か利用している顧客状態。
 
 
店内にいるスタッフ全員とお話できて
 
しかも「さん」付けで呼ばれる。
 
 これが、小規模店舗が取組める最大の魅力
 
「全員接客」の効果そのものではないでしょうか。
 
 
担当してくれたのは50歳前後の二代目と思われる理容師。
 
私のリクエストに対して提案をいただき、その理由も教えてくれます。
 
面白かったのは、多分、意図的ではないと思いますが
 
「うん」「うん」と、まずはうなずき「○○なんだね」と共感してくれるのです。
 
 
そこにプロとして見解が加わるので
 
「私のことを、ちゃんと理解してくれている」 と言う心理になり
 
結果、安心感に繋がるのです。
 
 
だからでしょうか「この辺にお住まいですか?」と言う問いに対して
 
「実は違う」
 
「これから飲み会があり、その空き時間を利用して来た」
 
「地域住民がおススメの居酒屋を知りたい」
 
と、ポロポロ話している私がいました。
 
 
もうソコからは終始、地域情報をガンガンいただき
 
最終的には3店舗に絞り込まれ、繁盛店なので伺う順番まで教えてくれたのです。
 
もちろん、名物料理もね。
 
 
シェービング前の蒸しタオルが当てられている時
 
この理容店のドアがあいているので、店先の通行人の声が聞こえます。
 
 
「さっきお母さんが買い物していたから、早く帰れよ」
 
「よっ! 元気?」
 
などと、担当スタッフが通行人に声をかけています。
 
 
または、配達のバイク音が耳に入ったり 、店舗兼住宅なので
 
お店の奥からは、先代の奥様が晩御飯を作っているのでしょうか
 
ステンレスのボールと、さいばしが当たりながら発生する
 
たまごを溶いている音も聞こえてきました。
 
 
そこからは、何となく懐かしい雰囲気が伝わります。
 
人によってはヘアサロンでは、生活感を出さないのが良いと言うかもしれません。
 
確かにそうです。
 
 
とは言え、今回のケースでは私の心理状態が
 
すでに顧客となっていましたので気にならなく
 
むしろ、居心地が良かったのです。
 
 
最後のスタイリングの際には、ワックスの付け方
 
そして、ヘアスタイルの説明などがありました。
 
 
横にいた奥様からは「あっ! なんか若返ったよね。うん」などと言われます。
 
「携帯で写真撮りましょうか? 自宅でスタイリングする時に参考になるでしょ」
 
担当スタッフが、このような提案もしてくれるのですが
 
もう完全に、私の心理は優良顧客状態。
 
 
でね。
 
最後に重要な取り組みが行なわれたんですよ。
 
 
お会計を済ませると「ハイ。名刺。今度、お近くまで来る際には、また来てね」
 
そのようなひと言をいただきましたが
 
この単純な行為であっても、実際に行なわれているケースは、少ないです。
 
 
名刺を渡す。
 
これは、美容室の場合、多いのですが
 
ちゃんと次回来店をお願いする言葉を聞いた事は、多くありません。
 
基本的な部分ですが「また来てね」と言われた瞬間、嬉しかったのです。
 
 
お店を後にするときも、3人全員とあいさつができたので
 
なんだか気分良く帰ることができました。
 
 
居心地の良さとは、やはり人そのものが大きく影響していると再確認しました。
 
やっぱ、ヘアサロン潜入取材は面白いです。
 
AZS! 
 
 
 
本日の感謝
 
来週12日(火)開催の理容師カフェ特別編にご参加いただく皆様。
 
事前の質問用紙へのご記入にご協力いただき、ありがとうございます。
 
 
明日の夢
 
販促チラシの101枚目から200枚目までの結果報告をしたいです。
 
 
只今のチラシ収集枚数
 
219枚(300枚超えたら、一旦整理して傾向を紹介します)
 
今朝と変わらず。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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