ES物語 なぜ、あのヘアサロンは繁盛店なのか
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※ ESとはスタッフ満足度のこと。
CS(顧客満足度)が高まる背景には、このES向上が必要不可欠。理由は、仕事の楽しさを知らない理容師は、お客さまを喜ばすことが出来ないから。美味しいお寿司を食べたことがない板さんが、美味しいお寿司を握れないのと一緒。
第三話 ぼやき
――とある経営講習会後の飲み会――
「ウチのスタッフは、他店と比べて給料も休みも多いんだけど、ヤル気が少ないんです」
「現状に対する改善策を、提案することが全然なくて、困っています」
「そもそも、そのような状況の原因が理解できません」
「何が問題なんでしょうか」
その日の講師に対して、お酌をしながら質問する経営者。
写真と本文は関係ありません
「理由は、いくつかあると思いますが、根幹にはスタッフ満足度の低さにあります」
講師がアドバイスをすると、すかさず経営者は、こう反論します。
「給料と休日などを含めた待遇は良く、満足度は高いと思うのですが……」と。
――講師のアドバイスは、まだまだ続きます――
「スタッフ満足度は待遇も影響しますが、それ以上にソフト面について考えてみませんか?」
「イライラした表情や仕草。タメ息。原因はスタッフにあると言う発言」
「もしかしたら、無意識に行なっていませんか?」
そのような指摘に対して、黙って聞いている経営者に、講師はこうも続けます。
「給与などの待遇面が充実しているのであれば、経営者の想いを伝えてみませんか」
「さらに、理容師や美容師としての仕事の大切さも語ってみては、どうでしょうか」
「はぁ……。そうですか」
呆気にとられている経営者は、そう答えるのが精一杯。
講師の話は、さらに続きます。
「自店の経営ビジョンを語り、その実現のために今年行なうことを伝える」
「そのために、今、何を行なうのか」
「そして、ヘアサロンの方向性をスタッフと共感するだけでも、違ってきますよ」
つづく
続きは以下↓です。
残り二話の合計五話と言うショートストーリー。
物凄くビックリするような結末ではないので、期待しないでね。
とはいえ、次回から急展開?
さて、このようなシチュエーション。
あなたなら、どうします?