理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアサロン経営者になったら考えること 理美容業界と言う視点

本日も、ご訪問いただきありがとうございます。
 
コロッケ蕎麦(ソバ)とメンチ蕎麦を作ったのですが、やっぱコロッケ蕎麦が旨いと知った関口です。
 
立ち食い蕎麦屋さんにメンチ蕎麦がない理由を、何となく知りました。
 
それが時間の制裁とでも言うのでしょうか。
 
  
先日伺った興和サインの高橋代表と話していると、なぜか牛丼業界について盛り上がります。
 
すき家って、なんで吉野家よりも格段に安く提供するんだろうね」
 
 
高橋代表が、そのように聞くので生意気にも、こんな答えをしてしまうオイラ。
 
「そりゃ~シェア拡大っすね。『牛丼=吉野家』と言う固定観念が強い団塊ジュニア世代に対しての」
 
すき家は後発なので、ゼンショーグループの資金力を活かして、まずは一定のシェアを確保」
 
「利益確保は、その後なんじゃないですかねぇ」
 
 
好き勝手に話しているオイラに対して高橋代表は
 
「自動車製造業界では、自社だけではなく業界全体の事を考えた価格設定を行なっているケースが多い」
 
「となれば牛丼業界の場合、すき家の価格設定は適正なのだろうかね」と話します。
 
 
すると、同席していた旅行会社の小松代表も加わり、このように教えてくれました。
 
「長野県のある温泉街では、宿泊業者間で一定の秩序が保たれていた」
 
「地域ナンバーワンブランドの旅館の集客効果がある反面、同業他社は価格を一段下げる」
 
「さらに、料理でも名物品を遠慮するという感じ」
 
「とは言え、その地域に宿泊したお客は、各旅館の温泉を楽しめる『めぐり湯』みたいな企画も成り立った」
 
「ナンバーワンブランドに憧れて集まるお客を、地域全体で対応していたとも考えられる」
 
 
この話を聞いて思ったのは、利用される側、する側共に
 
メリットを共有していると言う事が挙げられます。
 
要は、地域全体としても考えつつ、その中で自店の利益確保を模索する。
 
そのような発想があるのでしょうか。
 
 
この長野の温泉街の話はオチがあります。
 
「不況の折に、ナンバーワンブランドの価格が下げられた」
 
「今までの秩序が崩壊した瞬間、他の同業他社も行動したが結局、全てがなくなった」と。
 
 
いつもお世話になっているメジャーセブン氏から教わった言葉の一つに
 
「独立したら自店の事だけではなく、理美容業界全体の事も考える義務がある」とあります。
 
仰る通りです。
 
 
つまり、自店の利益を確保するには、それ以上の大きな視野、つまり理美容業界
 
もしくは、市町村と言う感じが必要不可欠なのかもしれません。
 
と書いていますが、理美容業界、特に美容業界の価格設定はどうなんでしょうか。
 
前述の秩序が崩壊した長野県の旅館業界と一緒かもしれません。
 
 
だからこそ、値付けって大切なんですよね。
 
であれば、経営者が納得できる価格設定が必要。
 
その辺を来年は徹底して行きたいなぁ、などと思っています。
 
 
本日の感謝
 
コロッケ蕎麦を作るために、近所のスーパーに行ったのですが
 
そこで販売されていた環境に感謝っす。平和ですね。
 
 
明日の夢
 
甥っ子次男が自転車を買うって騒いでいますので、ちょっと付き合うかな。
 
さて、そこで、どんな新発見があるのかな。
 
 
 
理容 理容室経営 理容院経営 美容 美容室経営 美容院経営 ヘアサロン経営 業界秩序 適正化規定 適正化基準 コロッケ蕎麦 牛丼 業務独占 理容組合 美容組合 生活衛生同業者組合 温泉旅館 シェア