コンバンハー。いつもご訪問いただき、ありがとうございます。
コロッケそばを作って「案外、旨いじゃん」と感じたエロ侍です。
本日というか昨日ですが、千葉県で理美容室を経営している株式会社オオクシを取材させていただきました。
大串哲史代表とお話するのは、ほんと久し振りなんですが勉強になりました。
色々紹介したいのですが、銀行からの借り入れについての話が印象深かったです。
「事実上、無借金経営なんだけど、意図的に銀行から借り入れも行なっているんだよ」
大串代表は、そのように話してくれるのですが、その理由がイマイチ理解できません。
だって、無借金経営は憧れの的じゃないですか。
にも関わらず、敢えて借金する理由がわかりません。
聞けば、このような答えが返ってきます。
「無借金だからこそ、金融機関から借りてあげることになる。だから、金利などの交渉も優位に行なえる」
「そして、融資があることで、もし仮に突発的な不測の事態が発生して、どうしても資金が必要な場合、役立つ」
「現在の融資返済を質に取り、返済するための追加融資を引き出す事ができるから」
逆担保と言う表現が適切か不明ですが、要は金融機関筋に対して貸す理由を維持しておくことになります。
このままだと倒産してしまう。そうなれば、残りの返済金も返せなくなる。
でも、あと1千万融資してくれれば持ち直し、返済する事ができる。だから、融資して欲しい。
このような感じで、金融機関との折衝(せっしょう)が可能と言います。
ただし、この手法は1回しか使えないとも教えてくれました。そりゃ、そうだ。
そして、もう一点。
「デベロッパー(開発業者)からの情報が入りやすい」
「儲かっている企業よりも預貯金額が高い企業への誘致があるから」
「それは、倒産しない企業選びが第一となっているのが現実だから」
「預貯金がある。つまり、潰れない(確率が高い)。だから、話が来る」
「そう考えると、融資による預貯金はある意味、見せ金みたいな意味合いもある」
なるほどねぇ。知らなかった。。。
しかも、こんなアドバイスも。
「必要ないタイミングで借りるから、金利交渉の主導権が握られる」
「金利を比較対照しながら交渉でき、しかも切羽詰っていないから、より有利な条件が引き出せる」
恐れ入りました。そんな活用方法があるとは思いませんでした。
「金融機関との付き合いは危機管理の一環、そして、見せ金による情報収集でもある」
そんな言葉が、かなり印象深く残りました。ありがとうございます。
本日の感謝
久し振りに大串さんの話を聞いて良かったぁ。色々教えていただきありがとうございます。
明日の夢
古田土(土に・)会計士事務所主催の経営発表会を取材しまーす。
すっげー楽しみなんですけど。わぁ~い。