理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

接客力

皆さんコンバンハ。ご訪問いただき、ありがとうございます。

先週末から、コメントが遅れてしまい申し訳ありませんでした。

夏期休暇などが一応終了し、本日から、いつも通りの更新ペースに戻ります。


以前から気になっていた、魚介類に強いイメージがダイレクトに伝わる、隣駅のとある居酒屋での話。

店に入ると、10代後半から20代前半だと思う女性スタッフが接客してくれます。

席に着き、しばらくして灰皿がないことに気が付いた自分は、

オーダーしたモノが届いたタイミングで、ついでに「灰皿くださーい」とお願いします。

急がなくていいから、怒っていませんよ。

そんなメッセージを送ったつもりでしたが、すぐに女性スタッフが着て

「気が付かないで、申し訳ありませんでした」といいつつ、

決して大げさではない程度の「ゴメン」と言いう表情になっています。

一瞬垣間見える、その表情と言いますか、程度。

これは、案外できていないケースが多く、とくに謝る場合は、表情が重要なポイントであることを理解しました。


しばらくして、年配のお客さまが来店し、その女性スタッフが入り口付近で応対しており、会話が聞こえてきます。

「今、3人で、後から1人来て、合計4人なんだけど、いいかな?」というお客さまに対しては

「いま、3人ですが、合計4人なんですね」と女性スタッフが聞き返すと

「うん。そうなのよ。でね・・・・・」と、お客さまは答えながら、話は続いています。

このような状況を見ていますと、ついつい、巧い接客だなぁと思います。


これは、ミラーリングの法則の一種類で、

とりあえず、相手に対してYESを連発させるような話の展開にすることで、

徐々に距離感を縮めているのです。


もしかして、居酒屋全体で、特別な接客教育が行なわれているのかな、とも思ったのですが、

他のホールスタッフは、ボーっとした人ばかりなので、ちょっと違うようです。

であれば、女性スタッフが独自に勉強したのか、それとも素質そのものなのか。

そこまでは、理解できませんでしたが、とりあえず、凄いスタッフであることが理解できました。


レジに行き、会計の際も、偶然、その女性スタッフが行なってくれました。

支払を済ませ、店を後にしようとしたタイミングで女性スタッフが「あっ!」というと、

続けて「これこれ。良かったら、どうぞ」と手渡されたのが、冷凍アイスの元みたいなモノ。


この会計時の接客で勉強になったのは、やはり「あっ!」という声と表情。

これを行なわれると、なんといいますか、距離感がかなり短縮されることを体験しました。


理美容業界では店販などのテクニックの一つとして、

もしくは、お客さまがドアを開けた瞬間の接客として、この「あっ!」という言葉と表情の重要性は有名です。

今回、改めて実際に体験すると、その凄みを理解できます。


そして、お土産の数。人数分に対して多めにくれました。

来店していない人への口コミの切っ掛けとなるように、多めに渡しているのかわかりませんが、

ここまで来ますと、この女性スタッフについて、非常に興味を抱いてしまいます。

自分の少ない経験で書くのは恐縮ですが、

ときどき、場違いなほどに素晴らしい接客をするスタッフを目の当たりにすることがあります。

おそらく、この女性スタッフの接客力を確かめたく、もう一度伺うことになるでしょう。

今度は、知り合いのヘアサロン経営者と一緒に。


今回の飲み会マーケティング総合研究所では、そこで繰り広げられた会話ではなく、

スタッフ力の重要性について勉強になった、その報告でした。


本日の感謝。

身近な所に、参考になるヒントが多々あるんですね。

そんな気付きに感謝。ありがとうございます。


明日の夢

えーっとですね。6ページ分のネタがすっ飛んでしまい、どうしようか考え中。

今まで追い詰められて、面白い企画が出来た事も度々あるので、がんばりまーす。