理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

道徳の勉強は職場で学ぶ時代?

昨日は、いつもお世話になっているR's hairさんのお誘いを受けて

株式会社レインズ インターナショナル主催のパートナーズフォーラムを見学してきました。


R's hairさん曰く「牛角などは、社員が1名だけで、その他はアルバイトと言うケースが多く、

スタッフ管理について何かしらのヒントが得られるかも」との事です。お気遣いありがとうございます。

半年に一度の割合で開催されている同フォーラムは、

牛角やしゃぶしゃぶ温野菜などで働くスタッフを対象としたイベントです。


売上げなどの目標に対して達成した店舗のスタッフがプレゼンテーションを行ない、

成功事例を発表するのですが、その過程には紆余曲折(うよきょくせつ)があります。


キャンペーンを企画したものの、スタッフがついて来ない。

店長とスタッフの確執(かくしつ)が発生する。

発表内容を聞いていると、大体、このような話があり、

簡単には成功していない事がうかがい知れました。


さらに、プレゼンを聞き続けていますと、

新人スタッフが接客に入る際には、テストとロールプレイングが繰り返され

合格して、はじめて接客ができるようになると言う店舗。

または、厨房などに置かれたホワイトボードに、サービス内容を大きく書き込み

スタッフ間の接客について統一を持たしている事例などもあります。


DM発送については、顧客をタイプ別に分類して、

それぞれ、手書きの内容に変化を持たせる工夫を行なっています。

例えば、常連客には限定メニューを紹介したり

女性客にはヘルシーな情報を書くなどの取組です。


これらの話を、理美容業界に落とし込みますと

まずは、ロールプレイングですが、多くのヘアサロンで行なわれており、

その重要性は、認識されております。

スタッフ自らが体験して感想を抱く事で、お薦め理由が明確になりますし、

お薦めする客層などの対象も絞られます。

何より、自分自身の体験話と言うのは、説得力がありますからね。


DMの内容についても、ただ単純に、サロンでの会話の延長線上だけではなく、

それプラス、どのような情報が喜ばれるのか、そこまで考える姿勢が勉強になりました。

と言いますか、牛角ってDM発送しているのですね。はじめて知りました。


各店舗の発表が行なわれ情報が共有されますと、観客による投票で最優秀店舗が選ばれるのですが

やはり、選ばれた店舗のスタッフは嬉しいでしょうね。こんな感じで泣いていました。

イメージ 1

よーく見ますと、高校生でしょうか、制服姿のアルバイトさんの存在も確認できます。

音響などの演出効果も多分にありますが、感動している光景を目の当たりにしますと

節目による、今回のようなイベントの必要性を感じました。

特に、若いスタッフが多い業界には。


で、個人的な感想なのですが、学校教育における「道徳」と言う授業を

社会のアルバイト体験を通じて学ぶと言う、ある種の仕組みが構築されつつあると思いました。

特に牛角などは大学生や高校生のアルバイトが多く、その為、時給だけではなく

働く喜びを得られる場所、と言う認識付けを行なうことが、

最終的には、売上げにも繋がると考えます。


ES(スタッフ満足度)を高まるから、CS(顧客満足度)が向上する。

まさに、そんな感じ。


ちなみに、感動のモチベーションは半年位で落ち込むと言われていますが

だから、同フォーラムは半年に一度の割合で開催されているのでしょうか。


余談になりますが、帰りの電車の中で、R's hairさんと、こんな話になりました。

エロ「今日は、ありがとうございます。勉強になりました」

R's hair「いえいえ。参考になりましたね。いろいろ」

エロ「うん。でも、問題が1つ。牛角……肉質がもう少し良くなればなぁ」

R's hair「同感」


本日の感謝

R's hairさんとのご縁に感謝。

ご縁がご縁を繋いでくれる。R's hairさんとのご縁を繋いでくれた、ナカさんに感謝です。


明日の夢

甥っ子二人を連れて行くエロ侍プレゼンツ「夏休みツアー」の企画を、まとめたいです。