理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアサロンのNO2から学ぶ

昨日は、ヤフービューティの営業マンを対象としたセミナーを取材させていただきました。

講師は、いつもお世話になっているHAIR MAKE casa(カーサ)中尾マネージャーです。


申し訳ありません。長文になってしまいました。


まず、この中尾マネージャー面白いです。かなり。

すとかるの開発に携わり、その話をテーマとして数年前に一度、取材させていただきました。

その御縁で、弊社スタッフがお世話になる事、数回。感謝感謝です。


今でも鮮明に覚えているのですが、すとかるが誕生した理由は

「いろんな人に聞いたら、まっすぐ過ぎないストレートパーマの潜在ニーズを知ったから」

と、至ってシンプルな答えが返ってきます。


でも、ほんと色んな人に聞いた所に凄味があります。

「横断歩道の信号待ち。街を歩いていて。電車の中で。クセ毛の人を見付けると聞いていましたよ」

サラリと言うのです。


中尾マネージャーは、行動力がある人。名参謀もしくは偉大なる補佐役。

端的に表現すると、そうなります。


先週の事ですが、「俺が講師をやるから、取材に来い」と言う連絡をいただき

(もちろん、そんな上から口調ではありませんが)

非常に興味をそそられましたので取材と言う名目で、伺わせていただきました。


主催者との会話で聞こえてくるのは「下ネタで行こうと思っているんですよー」と言う中尾マネージャー。

すると、即効で「それ、マズイです。女性スタッフも多くて、セクハラになりますから(汗)」

と言われ、少々落ち込んでいます。


講習会終了後、オイラに対して

「相手の下着を脱がすのではなく、脱いでもらう」

「営業マンは脱がそうとして必死なんだよね」

「しかも、脱がせっぱなしの状況も多い」

「でも、本当は脱いでもらうため為には、どうするのか…と言う話をしたかったんだ」

「ちなみに、私は下着を脱がせた事はありませんよ。脱いでもらうからね」

とマジメなのか冗談なのか分からないけど、勉強になる話を人当たりの良い笑顔で語ってくれます。


色んな話で盛り上がったのですが、中尾マネージャーが自身の生い立ちも話してくれました。

「新聞記者を志したのですが、諸般の事情によって断念して、美容師となった」と。

しかも、志望していた新聞記者として学べる大学の学部まで語ってくれます。


このような話をされますと、一気に距離感が縮まり、聞き手が受ける印象や

そのような話の展開など勉強になりました。


オイラも時折使うのですが、取材先がどうも距離感を置いている状況などで

「実家が理容店を経営しており、オイラ自身も理容師として現場に立っていた」と話します。


もしくは、ネット環境に対応している経営者であれば、

取材前に当ブログのURLを送り、オイラなりの仕事に対する取り組みや経歴を知ってもらうと言う

姑息(こそく)な手段を行ないながら、距離感を縮めるようにしています。


相手との距離感を縮めるには、まず自分の話をする。

中尾マネージャーから、その重要性を学びました。ありがとうございます。


話を戻します。

中尾マネージャーは、その後も、数多くのご苦労を経験してきたのですが、

それらを面白おかしく話してくれますので、何と言いますか、

苦労話をネタにして笑いを誘う事に、人間的な器の大きさをズドーンと感じるのです。


講習会の印象ですが、「上手い!」と思う仕掛けが多く、さすがです。

例えば、資料として配った用紙に「当たり」マークを付けて、当事者と実演を行ないます。


または、個性的な受講生や、反応が良い女性スタッフをいじったり、

砕けた口調や仕草、飽きさせない為の工夫などが多々あり、でもポイントはしっかり伝える。


中尾マネージャーが実際に聞いた「ヤフービューティーを導入しない経営者の声」もまとめており

相手が何を求めているのか、そこを明確に理解され、準備を徹底しているのですが

そんな事は一切に表情に出さないところも勉強になります。


鳥取県以外の全国各地、講師として行った」と言う経験は、伊達ではありません。


長文になってしまうと読みにくくなりますので、もうそろそろ終わりますが

中尾流スタッフ教育方法について教わったので、紹介したいと思います。


ブログを活用する。

しかも、事前に記事内容を決めて、その内容にそって書いてもらう。

例えば○月×日のブログは美術館に行った感想を、スタッフの○○さんが書く。

更新できない場合は、欠勤扱いになる。


こんな感じです。

「あの場所に行け! ではなく、行かざるを得ない理由を作り経験する。そして感想を書く」

このように、インプットとアウトプットを習慣づけながら

「今後は、行き先などはスタッフ自身が決めるようにする」とも言います。


その他にも、トイレ掃除の重要性を知るに「まずは、便器の構造から学ばなくては」

などと新聞記者を志した中尾マネージャーからは、雑誌の企画ネタがポンポン出てきます。


さらに、最近、ポストカードを発送している話をした所、


個性的なカードが販売されていると言うアドバイスもいただき

早速今晩、行ってみたのですが、仰る通り非常に珍しい個性的なモノを購入できました。


ポストカードについては、明日、更新させていただきます。


中尾マネージャーからは、今後、自身の経験も踏まえたうえでのヘアサロンのNO2としての在り方

もしくは、スタッフ教育など、要はヘアサロン経営の諸々について勉強させていただきたく考えています。

もちろん、許可が得られれば、当ブログでも紹介させていただきますね。


今回の御縁も、末長く大切にしていきたいと思います。


中尾マネージャーの講習、かなりお薦めですよ♪♪

では。