理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

あいさつ回りで理美容業界事情を知る

すんません。なんか長文になってしまいました(汗)。


昨日の午後は、年末なので、あいさつ回りを行ないました。

時間が限られていましたので、とりあえず、理美容業界の街である代々木を中心としました。

しかも、すべてアポなし。すみません。


最初は、弊誌サロンオーナーの連載ページでいつもお世話になっているMr.トータニがいる新宿のオフィスです。

この方は、ヘアサロンを対象とした各種経営セミナーの企画を行ない、

また講師としても有名で今年1年、色々なヒントをいただきました。

聞けば、来年の経営セミナーには、すでにキャンセル待ちが続出している程の盛況ぶりとのこと。

そのほとんどがリピーターと紹介者とも話してくれます。

繁盛サロンの経営者は、更なる発展を目指し、そうでないサロンの経営者は

売上げ減少を不況が原因と捉えるのではなく、

改善策を見出す為に行動している美容師の数が増えていると推測します。


その後は、東京美容組合に顔を出して、友人の職員さんに挨拶。

年明けに配布する資料の準備で大忙しの中

「組合の新年会、エロ侍が来るって聞いたよ。ガンガン飲んでね」と話してくれたので

「ハイ。グイグイ飲みます」と切り替えして挨拶をすると、次に移動です。


ルベル/タカラベルモント株式会社に行き、担当者が不在でしたので、

名刺だけ置かせていただき、また移動。


弊社の大先輩が経営しているブレーンプールと言うデザイン事務所に行くと

最近は、ヘッドスパを意識した内装や什器を導入するケースが増えていると話してもらいました。

ですが、この話には続きがあり、ソフト部分、つまりスタッフ教育と経営者の意識が追いついていないため

ヘッドスパ導入後も、なかなか成果が出ていないケースが多いと言います。

ヘッドスパ担当はアシスタントの仕事。この意識が経営者にある限り、辛いよ」

このようにアドバイスをいただきました。


次へ移動中に、知り合いの美容室経営者を発見したのですが、

不動産屋さんで神妙な顔つきだったので、声をかけませんでした。

新規出店もしくは移転するのでしょうか?


その後は、色々お気遣いいただいた友人の理容師さんのヘアサロンに行き、

「最近さ、友達(理容師)がお金の話ばかり」

「だから、そこで働くスタッフのモチベーションがガッツリ下がっていて危険なんだ」

「どうやってアドバイスするか困っていてね」と言う話になりました。

勉強になる話もあると前置きしつつも「多くは金儲けの内容なので、どうしたものか」と悩んでおりました。

オイラなりの提案を行ない、結果報告を年明けにする事になり、また移動。


昨年のご縁から、今年も多々お気遣いいただきました美容室 草流さんに行き

経営者に挨拶をさせていただきました。

「エロちゃんさぁ。ご縁って凄いよね。人と人の繋がりを強く感じた1年だったよ」

「去年はエロちゃんでしょ。今年は、メーカーさんの教育担当者でしょ」

「来年もドンドンご縁が広がるといいなぁ」と言う言葉をいただくとサプライズ的なプレゼントをいただきました。

「常に、期待を上回る」と言うのが口癖の経営者は、いつも何かしらのサプライズを考えており、勉強になります。


最後は、これまたいつもお世話になっている道具屋さんとの飲み会に参加です。

その席上で、またご縁が広がり、とある勉強熱心な理容師さんを紹介していただきました。

盛り上がった内容は、明日、飲み会マーケティング総合研究所のネタとして書きますね。


理美容教育センター全理連東京理容組合、そして母校の中央理美容専門学校にも伺いたかったのですが

時間的に無理でした。ゴメン。

色んな話を聞いた昨日なのですが、なんだか理美容業界の事情が垣間見えました。


理美容業界の経営セミナーの受講者数が増加している。

ヘッドスパメニューを意識した内装が増えている。

すでに新年に向けたイベントの準備が行なわれている。

繁盛サロンの経営者は、景気に関係なく、出店もしくは移転を考えている。

拝金主義の理容師さんの対応方法を考えている。

ご縁による人との繋がりを感謝している。


昨日の収穫は、こんな感じです。

それにしても、挨拶まわりを半日で済まそうとしたオイラ。反省です。

伺えなかった皆様、ゴメンね。

では。