理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ジャガイモ作戦

ここ数日、更新が遅れてしまい申し訳ありません。

締め切り前なので、本職の方を優先させていただきました。


東京ビジネスサミットで受講させていただきました樋渡啓祐武雄市

もしくは、ワタミ㈱の渡邉美樹代表の話を更新するべきか、

それとも、嫁さんマーケティング総合研究所(行動からモノの購入方法を研究・分析)の続きを書くか

いや、それとも久し振りに伺った鉄道ムードが漂う理容店BB.つばめで聞いた話にするか

そー言えば、昨日、超久し振りに会った日本郵便の田中 稔氏に教えてもらった話にするか悩みます。


・・・・・・・・・。


約3秒間の熟考の末、決断しました。

と言うことで、まずはBB.つばめさんで学んだ話を紹介していきますね。


来月発売される弊誌サロンオーナ12月号のテーマはヘアサロンの顧客管理で、

顧客管理ソフトの必要性や活用方法などを中心に取材を進めていたのですが、

BB.つばめさんでは、ある面白い事に取組んでいます。


それは何かと言いますと・・・ジャガイモプレゼントです!

3個ほどのジャガイモと、メッセージカードを入れてビニール袋を手渡しています。

これ、男性客を意識した作戦なのですが、

端的に言うと「将を射ずんば、まず馬を射よ」みたいな発想です。


通常、ジャガイモを貰って喜ぶのは誰でしょうか?

オイラの行動パターンから推測してみます。


ジャガイモを貰う

→帰宅後、そのまま嫁さんに渡す

→ビニール袋から嫁がジャガイモを取る

→メッセージカードに気が付く

→感謝の言葉とサロン名が書かれているメッセージカードを読む

→モノをもらったので好印象な状況で、サロン名が頭の中にインプットされる

→親切なヘアサロンと言う印象になる

→奥様はすぐに来店はされないがファンとなる→短時間ではあるが、夫婦間でヘアサロンの話題となる


ざっとまぁ、こんな流れでしょうか。


しかもです、ジャガイモの使用用途は幅広くカレーライスや、味噌汁の具としても活用でき

塩からとの相性も抜群で、まさに家庭の奥さまには喜ばれることでしょう。


さらに、もう一捻りあります。

それは、高級ジャガイモであることをさりげなくアプローチする「北海道○○産」という一文です。

青果店では高級ジャガイモとして陳列されていますが、

近所にある市場で箱ごと購入するため、安価な仕入れが可能となったとも付け加えます。

受け取り側が警戒しない程度の、ちょっとした高級感の演出と言ったところでしょうかね。


このようBB.つばめさんでは、ヘアサロンからは見えない顧客の家族に対してメッセージを送っています。

その上でのキャンペーン告知などのイベント案内をお知らせすると

反応率が違ってくると考えるのはオイラだけでしょうか?


急がば回れ、ではありませんがコツコツと行なった取り組みだからこそ結果が付いてくると思うのです。

顧客へのプレゼント一つにしても、経営者のセンスを窺い知れますよね。

では。