理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

在庫管理

本日は、NBA(全国理美容製造者組合)主催の物流セミナーを取材・受講させていただきました。

メーカーさんや卸業者さんを対象とした内容ですが、

弊社もしくはヘアサロン経営にも落とし込める内容とあり、勉強になりました。


冒頭、会長あいさつが行なわれた際には、スイカの導入に向けたシステム構築が

もっか進行中と言う報告があります。


セミナーは「物流コスト削減の切り札 在庫管理」と題していますが、オイラは弊社の在庫管理、

そして、ヘアサロンにおける店販品の在庫管理と言う視点で聞いていました。

講師は㈱湯浅コンサルティングの湯浅和夫氏。


「商品の売上は、エンドユーザーが購入して成り立つ」

「言い換えれば、メーカーや卸業者が卸すだけではなく、売れる事で売上となる」

「だからこそ、メーカーや卸業者、販売店が協力して販売活動を行なう事が重要」

なるほど。流通の基本を知りました。


「在庫についての語録としては、マネジメントの失敗の産物、

もしくは価値があるモノを棚卸資産とするならば、価値がないモノは棚卸死産」

「もっと手厳しい場合は、在庫ならぬ、罪子とも言われる」

と続きます。


そして、興味深かったのは「多くの企業の場合、在庫管理の責任者が不在である」と言う一言。

「得てして、仕入原価に対しての基準は明確になっているが、売れ残りに対する責任の所在が不在」

ともしています。


また、販売効率をデータ化して、売れる商品は、すぐに取り出せる場所に管理し

逆の商品は奥に管理する事で作業効率が高まるとも付け加えます。

「出荷対応日数(残り何日の出荷に耐えられるか)、出荷日数(頻度)と言う観点からデータを集め

発注のタイミングと量を導き出すが、これが、大手企業でも案外できていない」

「在庫量の基準としては、毎月2回の発注であれば、2週間分+安全分在庫(予備)が適正在庫量」


さて、これらの話から、店販の在庫管理の責任について考えますと、どうでしょうか?

仕入担当者の責任。

店販アプローチが少ないスタッフの責任。

POPなどを作ったスタッフの責任。

店販品を薦めてきたメーカーもしくはディーラーの責任。


なかなか難しい話ですが、店販を在庫管理と言う角度から見てみますと、

これまた、決める事や明確にする内容が多い事に気が付きました。

では。