理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ブランディングとは、スタッフが自店を好きになれるかどうか

本日は、某メーカーのヘアサロンにおけるブランディング構築をテーマとしたセミナーを取材させていただきました。

英国の化粧品専門店「ザ・ボディショップ」の日本国内での経営及びフランチャイズ展開している

株式会社イオンフォレストのバリューズ推進室長が講師となり、そのブランディングについて話してくれました。


「働くスタッフが自社を好きにならないとブランディングは成り立たない」

まず最初に、そう語ると同社で取り組んでいる数多くの実例を紹介します。

印象深いのは「支援を必要としている地域の人々を、原材料などの公正で持続可能な取り引きによってサポートする」

その言葉が心に響きます。

つまり、仕入とサポートを同時に行ない、しかもお金やモノを提供するのだけではなく

仕事を提案して、そこから働く事の喜びを分かち合う、そのようなスタンスなのですね。


お客さまと商品の繋がり。

そこを明確にする事で、働くスタッフが自社の活動に対してブランド力を感じる。

オイラは、そのように感じました。

ブランディングとは、お客さまのみならず、スタッフを意識することで、行動内容が違ってくるのですね。


同社創業者の言葉が強烈に伝わります。

「企業には世界を良くする力がある」

松下幸之助も、同じような事を言っていたと思うのですが、会社の取り組みとはなんぞや、

その根幹を突き詰めるのがブランディングに繋がる事を勉強しました。


ちなみに、同社では毎月4時間程度、地域のボランティアに参加する事を推奨しています。

もちろん、業務の一環として認められているのですが、

この活動一つとっても、企業活動が地域や世界との関わりがあってこそ成り立っていると言う

その重要性を、スタッフが実感する切っ掛けになると考えます。


理美容業界で言えば、自店の事と同時に地域や業界(組合)のイベントに参加する。

そこが本当のブランディング構築に繋がるのかな、とも生意気にも感じました。

皆さんは、どう考えますか?