理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

技術志向<チームワーク

一昨日、某メーカー主催による「人が輝く組織つくり‐あなたの夢が叶います‐」と題したセミナーを取材させていただきました。

このメーカーが主催するセミナーの講師選びと言いますか基準が面白く、

今回は歯科医師会で注目を浴びているヨリタ歯科の依田幸司院長です。


決して恵まれた場所に位置するのではなく、さらに、近隣には同業他社が14軒ほどあると言います。

にも関わらず患者20万人のアンケート結果をまとめた

「患者が決めた! いい病院ランキング近畿東海版(オリコン・エンタテイメント刊)」の歯科医院部門では

堂々の第一位を獲得。

「立地が悪いと嘆く方がいますが、本当に原因がそこにあるのであれば、場所を変えれば良い」

「でも、そのほとんどが、ただ単に立地条件を言い訳にしているだけかもしれません」

依田氏は、自身の取り組み結果から、そのように語ります。


とは言え、現状のように注目されるまでには、10年の歳月を要したとも述べます。

「開業当時は技術志向が強く、当初は多くの患者が来院してくれました」

「しばらくしますと、患者の数が多くなるにつれ、患者一人に対する診察時間が短くなります」

「さらに、一週間に一度の通院ペースが二週間に一度、三週間に…となってしまいました」

「カウンセリング時間も、当然短くなりますので、スタッフもイライラしてきます」


当時の依田氏のスタッフ選びの基準は、自分の手足となり、早く的確な技術力が全てと振り返ります。

「歯科医院のスタッフは労働時間が長く、常にスタッフがストレスを抱える状況でした」

「となれば、患者にもピリピリした空気感が伝わっていたと思います」


決定的な出来事は、母親の臨終に立ち会えなかった事。

「母親が臨終を迎えた時も、患者の治療をせざるを得ない状況で

それ以来、このままで良いのか。と言う葛藤(かっとう)に悩まされていました」

「そこで、従来の技術志向の考えを一新、スタッフや取引先に愛される仕組み作りの必要性に行き着きました」


受付スタッフをスマイルクリエーターと命名し、

他のスタッフに関してもイベント企画などの担当者を感動クリエーター、

アシスタントを健康プロモーターとして職域に専門性を持たせております。


さらに、アワ・クレドと言うスタッフ間のルール、信条を明確にすることで、

価値観を共有し依田院長がクレドに反した行動や考え方になった場合、

誰もが注意できるシステムが構築されているとも語ります。


依田氏自身が一番勉強になった事として勤務医が、世界ウルルン滞在記視聴者スペシャルに出演したことを挙げ

最終オーディションにはスタッフ全員が医院を休み、メンバー全員が東京収録に参加したことで

その後、圧倒的に強固なチームワークが出来たとも話します。


そして、ヨリタ歯科の特徴の一つでもある小冊子について触れます。

「感動体験をメンバーに文章で書いて頂き、一冊の小冊子にするということで、

その感動を色あせるものにすることなく、持続させることが出来るのです」

「皆である人の夢を応援、そして実現。さらに、それを形に残す。この繰り返しです」


この他にも、ホスピタリティ溢れる事例を多く紹介してくれましたが、長文になってしまいますので、

ここでは割愛させていただきます。


ヨリタ歯科のパートナー医院が、早く都内に出来上がる事を期待しています。


ヨリタ歯科
http://www.yorita.jp/index.html