理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヒゲとチャーシュー

本日はヒゲ倶楽部のセミナーを受講しました。

ヒゲ倶楽部とはヒゲを剃る立場の理容師と、カミソリを作るメーカーが

ヒゲを残す文化を創造する為に立ち上げられた組織です。

講師の藤井実氏は、ヘアサロンにおけるヒゲデザインメニューの立ち位置を

ラーメン屋さんで言う所の「チャーシュー」としています。


ラーメンがカット、チャーシューがヒゲトリミング、ビールがプロの道具。

このように独自の理論を展開していますと、なぜかニヤニヤしてしまうオイラ。

だって、ラーメン好きの藤井講師が、真剣な表情でラーメンについて語っている姿を見ると、

なんと言いますか、面白いのです。


今回も、ニヤニヤする事を極力避けていましたが、どうしても途中でニヤニヤしてしまいました。

ごめんなさい、藤井氏。


このラーメン理論は、要は従来のメニューで使用していた商品が

提案方法次第で、単品メニューとしても販売できる可能性があると言う事。

チャーシューを追加オーダーしたら、別途料金が発生しますし、

おつまみチャーシューともなれば、キャベツが添えられるだけで、これまた単価が高くなります。


おつまみチャーシューとオーダーすると言う事は、ビールを頼む可能性も大きくなり

この考えをチャーシュー=ヒゲデザイン、ビール=クリッパーなどの道具としているのです。

しかも、ベテラン理容師が得意とします、シャープな刈り上げやボカシ、

さらには直鋏という技術が必要となりますので、理容師だからこそできる技術とも表現できます。


藤井講師の話に続き、竹内教起講師によるカミソリの豆知識も新発見があります。

特に、オイラ的な新発見として2枚刃と5枚刃の違いについて。

深剃りが出来るのは2枚刃で、すべりが良いのは5枚刃といいます。


この話、意外と言えば意外。

刃の枚数が多ければ深剃りできると考えてしまいますが、そうではないと言います。

5枚刃の方が肌にあたる圧力が2枚刃に比べて分散されるため、スムーズになるのです。

事実、オイラは5枚刃を使用していますが、そのような印象は受けておりました。


その後、竹田秀樹講師によるヒゲデザインの実践となり終了したのですが、

このような状況を見ていますと、ヒゲデザインの可能性を感じるのですが、皆さんはどうでしょうか?

ヒゲ。今後、ますます面白くなりそうですね。


ヒゲ倶楽部HP

http://www.higeclub.net/index.html