理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

生き様は顔に出る?

ちょっと前の事です。

休日の昼過ぎから開催されます、通称・居酒屋エロ侍での出来事。

ちなみに、居酒屋エロ侍とは、当家でダラダラ飲むイベントの事です。


その日は、素人カメラマン集団のFOTOVON(フォトボン)のメンバーがご来店

テレビを見ながら、ワーワーと飲んでおりました。


とある有名タレントが数十年前の自分の写真と比べられるコーナーが放送されると

女性のフォトボンメンバーが突然、こんな事を言い始めます。


「オトコの人って、過去の顔写真とか見ると、あんまりカッコ良くない事が多くない?」

「特に、50代以上になると、そんなケースが多いと思うけど」


同席していました女性陣も皆さん同意見のようです。

うぅ~ん、正直、その辺の事はオイラには理解不可能ですが、

その時、放送されていました男性タレントと過去の写真を比べた映像を見ると

確かに、今の方が断然カッコイイ事はわかりました。


まっ、芸能人だからね…と思っていましたが、こんな事を思い出しました。

オヤジ世代の髪型特集みたいな企画を組み、50代以上の男性を被写体としたのですが

カメラの前にポツンと座っているだけで、独特の雰囲気と言いますか

貫禄と言いますか、惹き付けられるモノを持っている方がいました。


もちろん、素人でプロモデルではありません。

しかも、服装や髪型など、ごくごく普通な感じにも関わらずです。

で、色々と話をしていますと、小さな会社を経営しており、現在(撮影時)まで

資金繰りや不況、人材問題などで多々ご苦労され、それらを乗り切って今がある

確か、そのような話をいただいた覚えがあります。

だかこそ、独特な雰囲気が自然に生まれたのでしょうか?


10代や20代の外見は、持って生まれた素質による影響が大きいと思うのですが

30代以降になりますと、背負っているモノや想い、仕事に対する姿勢、

前向きな考えなどが自然と表情や仕草によって表現され、

それが顔を含んだ、その人なりの独特な雰囲気となるとも考えられます。


つまり、自分次第で外見の雰囲気が大きく変わる。

などと思うのですが、本当のところ、どうなんでしょうね。


となれば、アンチエイジングというキーワードに対してよく耳にするのが、

ただ単純な「若返り」と言うキャッチ。

コレ、弱すぎると思うのですが、いかがですか。

男性なら「円熟味に磨きをかける」「渋さを極める」

女性なら「同世代よりも上質なツヤ感」「今後の30年も素敵に生きる」

と言うように、現実を真正面から捉え、若ければ良いと言うモノではなく、

年相応の魅力に磨きをかける方向性の方が良いのかな、もしくは自然なのかな

最近、そのような考え方に行き着いています。


そうそう。年配の方に過去の写真を見せてもらったら

「へぇ、今の方が断然雰囲気が良いですね」と答えるようにしています。

間違っても「昔はカッコ良かった(もしくはキレイ)んですね」などと言いえません。


では。