理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

お客さまの声を活用する方法

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昨日と本日、嫁さんのお友達の集いに参加してきました。

ワンコ(犬)繋がり、しかもヤフーのブログによって知り合った方々との集まりです。

なので、愛犬ラッキー君も参加し、計8匹+9人と言う大所帯。

しかも、超大型犬が7匹(ラッキー君含む)、異様な雰囲気を醸し出しています。

ちなみに、超大型犬は外見上、怖く感じますが、実はおとなしく、

飼い主の姿が見えなくなると、ずーっと見えなくなった先を見つめていたりする心優しい犬種なのです。


さて、そのイベントに参加し、夜になりますとバーベキューなどが行なわれ、その後、宿泊場所のロッジに戻り、

参加者の一人、関西で建設業界の流通・デザインの会社を経営している方のお話を聞けました。

その方とは、お会いするのは2回目ですが、雰囲気は井筒監督に似ています。


「今、関西の業者は関東に進出しているが、その大きな理由は単価」と言います。

理由としては「独立した際、今まで勤めていた先の価格よりも下げて仕事を取ると言う習慣がある」

「従来の経営者も同じような事を行なっていたので、文句は言えない」そのように説明してくれますが

「立ち上げ当初、1~2年は何とかなるが、そこから行き詰るケースが多い」

とも、建設業界の事情を教えてくれます。

だからこそ、利益を度外視した価格設定を行なっていない関東に狙いを定める、とも付け加えてくれました。


この話を聞いた時、松下幸之助が提唱していました「適正価格」の重要性が脳裏をよぎります。

また、利益は社員を守るコストと言う古田土(土に・)会計士事務所の取り組みも思い出しました。

つまり、ただ単純に安ければ良いと言うのは、色々と考えていきますと、

トランプのババ抜きのように、損をする、もしくは被害をこうむるデメリットを

誰かに押し付けているゲームそのものであると考えます。

商売とは、売る人・買う人・つくる人が、それぞれ利益を生み出す仕組みつくり。

青臭いですがオイラは、そう思います。


さらに、こんな話も聞かせてくれました。

楽天で、とあるメジャーな商品を購入した際、面白い光景を目の当たりにした」

「レビュー(購入者の声)を書けば、100円引きで販売している」と。


詳しく聞きますと、購入する前にレビューを書けば100円安くなるため、

多くの購入者が商品ではなく、その仕組みに対しての感想を書いたり、

ごくごく簡単な感想を書くのですが

「書かれているコメントをコピペして貼り付けるだけで100円引きになるから、誰でもするよな」

とも語ってくれます。


さらに「レビューが多くなれば、出展者に対する楽天の評価も高くなる」

楽天の評価が高くレビューが多ければ、安心感が増して購入するのではないか」

「しかも、販売商品が独自ブランドではなく、メジャーな商品なので尚更」ともしています。


話はそれますが、東芝ITコントロール社の高田靖久氏のメルマガによりますと、

お客さまの声の活用方法として、大絶賛されているお客さまの一人の声よりも、

簡単な喜びの声を数多く紹介した方が良い、とあります。


その理由としては「信頼性が高くなるから」との事なのです。

確かに大絶賛のお客さまの声は、うがった見方をしますとヤラセとも受け取られかねません。

ですが、お客さまの声が10人、20人、そして30人となれば読み手は

「こんなに多くのお客さまが支持している」と言う心証になり、それが信頼感に繋がると考えます。


今週火曜日に、いつもお世話になっているレイアウトデザイナーが来社されたため

打ち合わせ後に飲みに行ったんです。

最近、気に入っている焼鳥屋さんですが、そこでは簡易ポラロイドのチェキで撮影された

お客さまの笑顔が、たくさん貼られていました(写真参照)。


これ見た瞬間に、何と言いますか、非常に安心したと言うか信頼感が高まったのが事実です。

そして何よりも、お客さまの多くの笑顔を見ていると、こっちも嬉しくなる心境が働くのですね。


長文になってしまったので、一旦まとめます。

価格を下げる前に、お客さまの声を利用すると、また違った結果になる。

そのように感じたのですが、皆様はどう考えますか?


只今、嫁は爆睡中。

オイラは車の運転をしないので、疲れたのでしょう。

ありがとうございます。

このような気付きをいただいた嫁に感謝し、手を合わせてブログを更新しています。

本日、暑かったのでビールをグイグイ飲んでいますが(汗)。


色んな業種の方々の話を聞くのは、本当に勉強になります。

なかでも「仕入先第一、お客さまは第二」と言う言葉は理美容業界では、あまり聞こえないのですが、

仕入れ先の確保=情報鮮度の高さ」との考え方、それはそれで、納得できたりします。



では。