昨日、福田改造内閣(安心実現内閣)の閣僚、党四役が発表されました。
内閣のメンバーが変更する度に良く聞くのは、誰々は政策通と言う言葉。
そこからは何となく、政策に詳しい専門家と言ったイメージが湧きます。
以前と言いますか、かなり前、おそらく安倍改造内閣(前内閣)が発足した当時の産経新聞紙上で
竹中平蔵氏は政策通について、このような見解を述べていました。
「政策通とは官僚が考えた政策に理解を示し、そして実行する政治家」
「だから、官僚がその政治家に対して、敬意の念を込めた呼称を政策通としている」と。
そう考えてみますと、政策通と呼ばれる政治家の多くは、官僚出身であり
それが良いのか悪いのかと言う観点ではなく、
穿(うが)った見方をしますと、どうしても官僚よりの政治家となってしまいます。
ですから、実際はどうか分りませんが、国家的な観点ではなく、
出身省庁の利益優先に尽力を尽くすのが、政策通と呼ばれる政治家とも受け取れてしまいます。
「官僚の政策をそのまま通すのではなく、国家と言う大きな視点から判断でき、
しかも、省庁のしがらみに関係ない、専門分野に精通している政策専門家が必要である」
竹中氏は確か、このような論調でもありました。
さて、理美容業界について考えてみますと、経営と言う部分に関しては
サロン(人が集まる場所)の経営通と、ヘアサロン経営専門家に分かれるのかなぁ、などと生意気にも感じています。
前者が各種経営セミナーなどで勉強した知識を自店に活かし
後者は、自店の繁栄と共に業界全体についても考え、そして行動している。
いささか大袈裟(おおげさ)かもしれませんが、その違いが存在すると思うのです。
今後、経営通とヘアサロン経営専門家と言うように表現方法を微妙に変えてみたいと思うのですが、
皆さんは、どう思いますか?
福田改造内閣の顔ぶれを見ながら、そんな事を感じました。
余談ではありますが、オイラはヘアサロン経営専門家に尊敬の念を抱きます。
では。