理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

なんのために?

昨晩はH.S.A協会と言う理容系の研究団体主催のセミナーを取材・受講させてもらいました。

テーマを「あなたの心にスイッチON!」として

講師は中村文昭氏(有限会社クロフネカンパニー代表)です。


「お金には入り口と出口がある。入り口は儲けることで、出口は使い方」

「多くの人は儲けることに対しては熱心に考えるが、使い方を考えているケースは少ない」

「だからお金を使う際、自分に対して使うことばかり考えてしまう」

中村氏はお金について、そのように語ります。


さらに「人間の値打ちは、お金を『なんのために』使ったのか、そこで決まる」

「自分一人だけ満足すれば良いのか」

「それとも将来のため、未来に投資できるか。この違い」
 
「お金の使い先がモノに偏る原因に、つねに誰かと比べられて育った環境が大きく関係してくる」

「それを、みんなやるから症候群という」

「他人の目線ばかり気にしているから、自分に対してお金を使うことを考えてしまう」

「人の悩みの多くは、周囲の人を比べて生まれるのが、ほとんど」

「だから、『なんのために働いているのか』そこが明確になっている人は強い」


18歳で上京し、焼鳥屋で偶然出会った田端俊久氏を師事。

その後、行商を手伝いながら多くのことを学んだという中村氏は、当時の田端氏との約束事をこのように話します。


1 0.2秒以内に返事をすること

2 頼まれ事は、試され事ととらえる

3 できない理由を考えない

4 いま出来ることを探して行なう


この4つの約束があり、とくに頼まれ事に対しては、

相手の予測を上回る結果を出すことが大きなポイントとも語ります。
 
なぜ、相手の予測を上回る結果を出す必要があるのか。

「予測を上回る結果を目の当たりにした依頼者は、どのような反応を起こすだろうか」

「大抵は驚き、もしくは怒り、そして興味を抱く」

「すると、もう一度会いたくなり、実際に会いに来る」

「そこで、人との縁が深まる」

「それが、顧客との関係であれば、価格に関係なくモノが売れるようになる」と述べる。


「夢がない人は、無理に考えるのではなく、とりあえず目の前にいる人を喜ばす」

「この繰り返しによって、夢が明確に定まる」

「18歳までは学力で比較されるが、それ以上は人間力で比較される」

「その人間力は、相手を喜ばすことで育まれていく」
 

「そして何よりも大切な事は、素直に人の意見を聞く」

「でもね…と出来ない理由を考えないで、素直に聞く事」

以前取材させていただいた内容以外の話も多々あり、長文になってしまうので

ここでは省略させていただきますが、非常に勉強になりました。


オイラ、なんのため働いているのでしょうか?

松下幸之助ではありませんが「繁盛店を作っており、ついでに雑誌も作っている」

ちょっと上から目線ですかね(汗)

では。