実は、将棋が好きなオイラ。
小中学校時代は将棋倶楽部に属し、高校時代は授業中に指していました(汗)。
大層な腕前ではなく、ただ単に好きというレベルに過ぎませんが、
以前、こんな話を聞きました。
将棋における最強の布陣とは何か。
中飛車、棒銀、穴熊など色々ありますが、意外な事に
一番最初に並べる布陣こそが、相手に付け込まれない鉄壁の守りである言うのです。
歩が横並びで配置され、飛車と角が左右に置かれ、玉の左右を金と銀が固める。
一度でも将棋を指した方なら、この布陣をご理解いただけると思います。
そして、その最強の布陣を徐々に崩しながら相手に対して攻めていくのが将棋。
つまり、隙を作り、そして広げながらも攻撃していくのです。
要は、勝つ可能性が生まれる反面、負ける可能性も生じてきます。
この将棋における攻めをヘアサロン経営における集客とし、
そして、守りを顧客管理と考えてみました。
攻めれば攻めるほど、陣容が崩れていき負ける可能性も生まれる事は
将棋もヘアサロン経営も一緒ではないでしょうか。
新規客を集客する事ばかりに考えが集中してしまうと、
反面、既存の顧客や優良顧客に対するサービスの劣化に繋がる事も充分考えられるのです。
将棋も一緒です。
攻めてばかりではなく、相手の出方に対して守りを固める攻防が繰り返され、
一手の指し間違えによって形勢逆転されるケースは、オイラの場合、多々ありました。
確かに、新規客の集客は必要です。
ですが、新規客集客と同時に行なうべきは守りの部分。
要は新規客が来店された時、もしかしたら顧客や優良顧客に迷惑がかかってしまうかもしれません。
予約が取り難くなってしまったり、
新規客の価格が○○%オフと書かれている広告を目にした顧客は、どう感じるのか。
もし仮に、新規客獲得キャンペーンなどを企画する場合は、
同時に顧客や優良顧客に対するキャンペーンやイベントも必要となります。
もしくは、顧客や優良顧客だけの予約受付時間延長や、
ハンドマッサージの無料体験と言うのも考えられます。
また、予約電話の回線を、新規客と顧客や優良顧客で別にする方法などもあります。
朝礼時にスタッフ全員が来店顧客の情報を共有したり、
席に着いた際にメッセージカードが目に付く所に置かれていたりなどなど
どれも古典的な方法ではありますが、
攻める際には守りに関しても忘れない事が肝要であると思っています。
サロン現場に対して直接的な情報ではなくて申し訳ありません。
今回は、将棋とヘアサロン経営の関連性について考えてみました。
では。