理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

潜入取材の結果

毎月、オイラが新規客になりすまして潜入取材する企画ですが、先週、行ってきました。

今回は、某大手フランチャイズ系のヘアサロンです。

無料タウン誌を見れば、ドーン! 大きく広告が打たれており、

かなりの店舗数になりますから、色んな場所で、そのサロンを見かけます。


以前、当ブログでも紹介させてもらいましたが、楽天・野村監督監督の著書、

「敵は我に在り」では、強打者ばかりの豪華メンバーによるオーダーでも

一つひとつを入念に見ていけば、必ず弱点があると書きました。


今回のサロンの感想は、まさに、そのまんまです。

確かにブランド力があり、高額な資金が投入できるサロン展開ではありますが、

オイラが予約を取る時から帰るまでの一連には、まだまだ未整備な部分が多くありました。

決して、ネガティブな視線で見ていた訳ではありませんが、結果的に、そう感じたのです。


今回の経験からは、どのような状況下でもチャンスと危険があると言う事を知りました。

大型サロンの出店に戦々恐々とするよりも、

相手の情報を集め、そこから付け込める弱みを探る。

そのような視線から再び実家の理容店の戦略を考えますと、昨日の日記の通り、

色んな方策が浮かび上がります。

小型店、地域密着店だからこそできる戦略。

もしくは大型店だかこそ優位に立てる状況をつくると言う大技。

潜入取材企画は今回で10回を迎えましたが、多くの気付きをいただいています。


コロンブスの卵ではありませんが「なんだ、そんな事かよ」と思われる接客やサービスでも

実際に受けてみたり、不足していますと、その重要性を感じる今日この頃です。


ちなみに、今回のサロンでの気付きは、細かい部分で損をしている代表例と言う事です。

コツコツとマイナスポイントが積み重なり、最終的に大きなマイナスになってしまう。そんな感じです。

ただし、スーパーバイザーのようなエリア責任者に優秀な人材が集まれば、

その状況は一変して、近隣サロンには大きなダメージに繋がる事も考えられました。

そこに気が付くか否か。それが大きなポイントかもしれません。

などと、偉そうに申し訳ありません(汗)。


さて、次回の潜入取材は、以前から気になっていたサロンです。

とある宣伝広告で見かけたのですが、非常に興味深い手法を実践しており、

かなり期待感が高まっています。

では。