理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

簡単に損益分岐点が理解できる計算

本日から3日間、古田土(土に・)会計士事務所ネタが続きます。

本日は毎月ご協力いただいています弊誌の連載企画の話。

明日は昨晩受講しました古田土会計士事務所主催の経営塾で勉強した就業規則の作り方。

残業代の設定方法などについてです。

そして明後日は、経営塾終了後に同事務所の社員と飲みに行った時の話、

つまり、飲み会マーケティング総合研究所の活動報告です。


毎月、古田土(土に・)会計士事務所にご協力いただいている連載企画をまとめてみました。

今回のテーマは損益分岐点の出し方です。

恥ずかしい話ですが、損益分岐点については言葉と意味位は知っていますが、

その実、どうやって数字を出すのか、そこが全く理解していませんでした(汗)。

このような編集者が、弊誌サロンオーナーに携わっていて宜しいのでしょうか?

などと思いつつ勉強していきますと、簡単な方法を教えてくれます。


売上高から変動費(お客さま一人に対して発生する費用。シャンプーなど)を引いたのを限界利益と呼び、

これは売上総利益と一緒になります。

固定費(人件費や家賃など売上に関係なく発生する金額)が100万円、カット料金が4000円で、

その内、変動費が一人のお客さまにつき1000円(わかりやすくする為、この値段にしています)で

粗利益が3000円。 平均単価を4000円とします。


このような場合100万円の固定費を稼ぐために、何人の粗利益が必要なのか、

そう考えると100万÷3000円と言う計算方法になります。

100÷3000=333.333…ですから粗利益3000円のお客さまが

334人に来店されたら利益が上乗せになる、という考え方です(わかりやすく人数にしました)。

で、334人(目標客数)×4000円(カット料金)=133万6000円

この金額が損益分岐点


弊社の経理担当の人間に聞いたところ、この方法は知らなかったらしく、

本来の損益分岐点を出す方法(方程式)も教わりました。


100万円+(1000円(変動費)×客数)と

4000円(カット料金・平均客単価)×客数が同じになる所が損益分岐点

中学校時代の方程式を思い出してください。

と言いますか、すっかり忘れていましたオイラです。


客数をX(エックス)としますと

100万+(1000×X)=4000×X

       ↓

100万+1000X=4000X  ×(かける)を省略しました

       ↓

100万=4000X-1000X  +1000Xを右に移動させたので、-1000Xになります

       ↓

100万=3000X        4000-1000で3000です

       ↓

100万÷3000=X       100万円を上回る為には3000円の粗利益が何人必要なのか

       ↓

333.333・・・=X


つまり、334人の客数が損益分岐点となり先ほどの計算による結果と一緒になりました。

オイラ的には固定費÷粗利益と言う計算方法の方が簡単と言う印象です。

限界利益から損益分岐点を知る方法。

また一つ勉強になりました。

と言いますか、この方法で料金設定もできるのではないでしょうか?

また固定費と変動費の範囲の設定はどうすべきか。

タオルは固定費なのか? カットクロスは?

考えれば考える程、まだまだ勉強する事が多いと気付きました。

頑張りまーす。

では。