理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

常識の範囲を確認すると面白い

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先週位からでしょうか? 熱くなってきたのは。

弊社でも、冷房機を稼働するか否かで大激論が繰り広げられました(汗)。

仕事が立て込んでいたので、使用設定基準をオイラが設定する事で大激論を早々に終わらせ、

上司の許可を得た内容を早速、書面にして回覧してみました。

温度と湿度を決めて、室内業務に限り常識の範囲内での軽装化を認めるとしつつ、

とある一文を盛り込んでみました。


【常識の範囲】

NG 裸足・サンダル・タンクトップ・・・

OK Tシャツ・開襟シャツ・ノータイ・・・


このように常識と一言と書くだけではなく、各自が考えている常識について触れてみますと、

思惑通り「えっ? これってダメなんですか?」「あっ。これ良いんですね」と返ってきます。


以前、「お客さまに聞かれる内容は、伝えきれていない事」と言う話を聞きましたが、

今回の件においても、弊社スタッフに対して常識を伝えきれていない事の多さを痛感しました。

反省。

世代・性別・生活環境・モチベーション・性格・過去の経験など、当然違います。

となれば「常識の範囲で」と一言で表現する事は、いささか危険でもあると思うのはオイラだけでしょうか?

常識が常識になっていない、と言う事ではなく、常識の範囲の幅は思いのほか広いと言う事です。


皆様のヘアサロンでも、スタッフに常識について話し合ってみてはどうでしょうか?

「これって常識だよね?」と言う投げかけに対して

「えっ!」と言う今回の弊社スタッフのような反応があると思います。

タオルのたたみ方、掃除の仕方、あいさつ方法など、意外な答えが返ってくると案外、面白いですよ。

頭ごなしに命令もしくは強制するより、自然な感じで常識の範囲を共有できると考えます。


ちょっと生意気な事を書かせていただきますと、その常識の延長線上に

ヘアサロンの経営計画書があると考えます。

オイラが大好きな古田土(土に・)公認会計士事務所では

A4サイズの141ページにわたる経営計画書があり(写真)、スタッフ全員が常識を共有しています。

ちょっと内容に触れてみますね。


1 志を高く持つ 会社は人間性を高める場所。目標を持って生きる

2 利他の心 お客さまに喜んでもらう為に何でもしよう。

3 原理原則を守る 目的から物事を考える。大事と小事を判断する。

4 ウソをつかない お客さまや仲間に正直に報告する。正直が最高の解決策。

5 モノを大切にする もったいないと言う生き方をする。

6 約束を守る 報告・連絡・相談は信頼の行動であり、人と人をつなぐ心のかけ橋。

7 ありがとうの連発 ありがとうは日本で一番美しい言葉。相手を元気づける最高の言葉。

8 仕事を本気でする 全力で努力すると今まで以上の力が付く。

9 日々感謝の気持ちを持つ 家族や仲間を大切にする。兄弟を心配するように後輩を心配して教える。

10 社員は公平で平等である 年齢・学歴・勤続年数は関係ない。リストラは一切しない。


これ、全社員で取り組む10の行動指針として1ページにまとめられています。

一番最初に経営計画書を作った時には、現在のようなボリュームではなく、もっと薄かったのですが

歳を重ねるごとに、徐々に共有内容が増えて現在に至ると聞きました。


ところで質問です。

このブログ。

平日の昼間に更新している内容以外、つまり深夜や休日ですが、

そのほとんどを酔っ払って書いても良いのは常識ですよね?

では。