理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

伸ばす所と改善箇所を知る数字

一昨日の古田土(土に・)会計セミナーの話です。

まず最初に、未来会計図表(ストラック図表)の説明から入りますが、

その前に売上を伸ばす方法として「顧客×商品×売り方」と話す古田土所長。

顧客と商品については理解できますが、売り方という点が気になります。

「お客さまに買う理由を教えて欲しい。だから、売上高ではなく、お買上高と言う考えでもある」

続けて「価格を決める際、コストを基準にするのではなく、価値で値付けする。

価値、つまり売り手の理想とする価格は、お客さまが許してくれる範囲の最高の金額」ともしています。

また、資料を見ると「商品の価値は理念×製品価値×サービス価値×情報価値」そのように書かれています。

そして、未来会計図表の説明に入ります。

未来会計図表(参考資料・生駒学税理士事務所)
http://www.ikomamanabu.com/business/strack.pdf#search=';莨夊ィ亥峙陦ィ'

労働分配率については「この数値は、仕事に対してどの位、人が介在したのか。

低くなると効率が良い事となる。だから、ここは経営効率を教えてくれる数値」

ちなみに労働分配率は「人件費÷粗利益」の計算で出せます。

また、損益分岐点につきましては「固定費÷粗利益」で出す事ができ、

81~90%が合格水準となり、この数値が高いほど危険で、低くなると儲けが多くなります。

固定費とは、人件費や地代、テナント料など、売上の変化に関係なく発生する費用のことです。

また、一つの目安として、粗利益率が50%の場合、経常利益(儲け)は10%とも語ります。


肝心な事は、未来会計図表は店舗もしくはエリア、部門、取り扱い商品などで行なうと、

どこが黒字で、どこが赤字なのかが明確になるとも話してくれます。

そこが理解できれば、もっと予算を投入して伸ばす部分はどこにあるのか、

または改善箇所が詳細にわかるとも言います。

小さい単位の未来会計図で、儲かるポイントが浮かび上がるのです。

「良いところを伸ばし、悪いところを見直すために数字は存在する」

「粗利益率が高い商品が多く売れると、利益は格段に向上する」

そのような古田土所長の言葉が印象深く残りました。


と、ここまで読んでくれた皆さまでしたら理解されていると思いますが、

まだまだ数字を理解していないオイラ。

頑張って勉強します!