理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

夢を与える講演

本日、福島正伸アントレプレナーセンターセミナー代表のセミナーを受講した。

福島氏は夢を与える話などで有名な方で、前向きに考える多くのヒントをいただいたが、

一番印象深いのが、とある進行性の難病を持った子供の話。

そのお子さんがお母さんが悲しまないようにと、自分の病気のことを自作の童話を通じて話たという内容で、

要約すると以下のようになる。


人間は生まれる前、神様から一つだけ欲しいものをプレゼントされる。

そのため皆、神様のところへ行き欲しいものをお願いする。

大金持ちになりたい。

カッコ良くなりたい。

有名人になりたい。

メジャーリガーになりたい。

それぞれ、そう言うと、神様はその後ろの棚から希望のプレゼントを渡してくれる。

でも、その子は自分の番になった時、神様の後ろの棚の隅っこにあるプレゼントを指差して聞いた。

「神様、その後ろの奥の方にある、プレゼントは何?」と。

すると、神様はこう答える。

「これは難病っていうプレゼントなんだよ」

「生まれてから死ぬまで、その多くは苦しむだけなんだ」

「だから、これをあげられるのは、本当に強い子にしかあげられないんだよ」と。

そして、その子は素朴な疑問を抱く。

「ここにあるプレゼントは皆にあげるものなんでしょう」

「だったら、誰かがそのプレゼントをもらうんだよね」と。

続けて、こうも語る。

「だから私は、その難病をもらってきたの。だって、他の子がもらったら可哀そうだもん」

「だから私は強くて特別な子供なんだ」

その子は、そのようにお母さんに病気の説明をした。


これは誰かに教わって話をしたのではなく、自らがお母さんを悲しませたくなく考え、

そして話した内容。


今、自分が生きている事には、必ず何かしらの意味がある。

皆さんがもらった神様からのプレゼントは何ですか?

そう考えると、自分が生きている意味、存在感について考えられないだろうか。


経営者が悪いから。

教えてもらわなかったから。

お金がないから。

時間がないから。


こんな事を考える前に、なぜ自分が存在するのか。

そのように考える方が、よっぽど意義があると思うのはオイラだけでしょうか。

理容師だったら、業界イメージが悪いからとか、

美容師だったら、サロンの数が多すぎるとか。

そんなんじゃなくて、もしかして、そのような環境を変えるために理美容師になったんじゃないのかな。

そう考えると、今、何をすべきかって考えません?

つーか、オイラも頑張ろうっと。


アントレプレナーセンター
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