理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアデザインのイメージとライフスタイルの共有

一昨日、以前一緒に飲みに行った謎の足長お兄さんのセミナーを取材。

今気が付いたのだが、初めての受講。

生涯顧問美容師を目指すイメージコミュニケーション術と言うのがテーマで、

カウンセリングや失客防止、そして似合わせが主な内容。

想像以上に面白く(失礼)、教え上手である事を知った。


「現状の理美容業界の技術レベルは、ある程度の均一化が図られている」

そう語ると「であれば、全国各地約30万件あるヘアサロンの中から、

なぜ、あなたのヘアサロンに来店してくれているのか」と問いかける。

自身の経験から技術も然ることながら、それ以外にも要因があり、

そこに気が付くのか、それがポイントであるともしている。


「来店されたお客さまとは雑談はできない。ヘアデザインの話ばかりするから」。

カウンセリングから施術、スタイリングなどまで、お客さまの嗜好(しこう)やタイプ

どのようなヘアデザインを望んでいるのか、施術中であれば、

今、行なっているカットについてなどを説明していると、

ヘアデザイン以外の話をしたくても、できる時間がないとも話す。


お客さまとのイメージを共有すること。

もしくは、ライフイメージを共有すること。

今後の理美容師には、カウンセリングを通じて、そこを理解・実行すると、

さらに良くなるのではないか。謎の足長お兄さんは、そう語る。

冒頭の、なぜ、あなたのお店にお客さまが来店してくれるのか、と言う答えについては、

やはり、売り手と買い手の双方がイメージを共有しているから、

もしくは、共有してくれる売り手がいるから行き続ける、と述べる。

それが共感に繋がり、だからこそ、強い絆(きずな)が生じるとも考えられる。

そして、それこそがブランド、つまり信頼なのかもしれない。


そのように考えると、ヘアサロンが儲かる仕組みは、数多く存在することになり、

だからこそ、自店のゴールデンルールを確立することが繁盛の第一歩なのかな、などとも思う。

では。