理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

A君とB君の違いとは何か

昨日の続き。

なぜ、A君とB君は独立後、それぞれの人生に違いが生じてしまったのか。

どちらが良くて、悪いのか。

その判断は読み手である皆さま次第であるが、なぜそうなったのか、

その点についてオイラなりの見解をまとめていく。


実はA君。

修業先は1店舗だけではない。

卒業後、ご縁があって違う経営者の理容店に勤務した。

2店舗目の経営者は、経営センスが非常に良く、

理容室・美容室などを多店舗展開しており、現時点でもなお成長中である。

新しいビジネスモデルを開発し、そして出店する。

数年間、ミーティングに参加したA君は、その経営者の考え方を勉強する毎日だった。

「1店舗目では技術を、2店舗目では経営を学びました」とA君は常々話す。

確かに、1店舗を卒業した頃のA君と、2店舗目で働いている頃のA君では、

会話の内容が全く別人のようになった。

遊びの話が中心だった1店舗目の頃。

経営や社会情勢の話で盛り上がる2店舗目の頃。

急成長を感じたのはオイラだけではなかったと思う。


一方、B君。

修業は1店舗目だけで終わり、技術については多少の自信も得られ、

意気揚々と独立準備に入り、親からの融資と銀行融資も得られ、念願を見事に果たした。


その後の双方は前日の通り。

「2店舗目での経験がなければ、今のようにはなっていませんでした」。

A君は、しみじみとそう語った。