先週末、嫁さんの友人が遊びに来られたので築地に行きました。
築地と言えば、そうです、寿司ですね。
しかもです、築地の場合は朝からビールやら熱燗などを飲んでも、
決して恥ずかしくなく、むしろ溶け込んでしまうので、酒飲みにはパラダイスなのです。
なので意気揚々と築地に向かったのですが、到着が10時を過ぎてしまい、
3連休中日ともあって、どこの寿司屋も混雑しており、
どうにか空いている店を見付け、なんとか寿司にありつけました。
一息つきますと、築地で何を買うのか、そんな話で盛り上がっていたのですが、
なぜだか、卵焼きの話になった時です。
「じゃー、テ○ー伊藤の兄貴が経営している店の卵焼きでも買っていく?」
と聞くオイラは続けて「でも、味は甘すぎるんだよなぁ」とも付け加えました。
これは、この場に限った事ではなく、なにかに付けて色んな人に話していました。
話題性で買うなら薦めるけど、味となると・・・と言う感じで。
ほどなくしまして、オーダーした寿司が目の前に届き、その中にも卵焼きがあり、
嫁さんの友人、嫁ともに、その旨さに感動していたのですが、そこで板さんが一言。
「これ、テ○ー伊藤の兄貴の店の卵焼きですよ」と。
オイラも食べてみたのですが、やはり以前の焼きたてで食べた時とは味が違いました。
そして「できたては甘すぎるんだよね、あそこの卵焼きは。
寿司屋の冷蔵庫で冷やされた状態で食べると、ちょうど良くなるんだよ」と教えてくれます。
この話を聞いた時、友人・知人に対して低い評価を話しまくった自分に反省すると同時に
悪い口コミとは、お客さまの勘違いからも発生するものであると感じたのです。
では勘違いとは、どのような状況下で発生するのでしょうか?
お客さまが知らない。これに尽きると思います。
もし仮に、テ○ー伊藤の兄貴の卵焼きを買う際に、一言、
「冷蔵庫で冷やして食べてね、温かいうちは甘いよ」と言われたら、
単細胞なオイラの事ですから、忠実に守って食べたことでしょう。
それを知らないばかりに勘違いが生じてしまい、悪い口コミをしてしまいました。
お客さまは知らない事ばかり、と何回かこのブログでも書かせていただきました。
今回の経験から学んだ事は、お客さまは知らない事ばかりだけではなく、
知らない事で勘違いが生まれ、そして悪い口コミにもなりかねない、と言う点です。
たとえば、どんなに素晴らしいカット技術を行なっても、
お客さまが間違ったスタイリング方法を行なってしまっては、元も子もありません。
シャンプーにしても同じです。
価値を高めるだけではなく、悪い口コミが発生しない為となりますと、
これはもう、商品(技術)の説明は必要不可欠なのです。
知る事と知らない事では、全く逆の効果になってしまいますからね。
ゴメンね。テ○ー伊藤の兄貴の卵焼き屋さん。