最近、インプットとアウトプットと言う言葉を良く耳にします。
要は、勉強になった話や成功事例などを聞いた際、もしくは体験したら、
自分なりに咀嚼(そしゃく)して相手に伝える事で、記憶に残り知識となると言います。
そして、多くの人達に伝えるうちに、より考えがまとまっていくらしいのです。
いい話聞いたな…と思ったら、自分の中で留める事なく積極的に話す。
その繰り返しによって成長するんですね。
建築家の黒川紀章氏が亡くなった翌日の新聞には追悼文として、
「アイデアは生まれた時から一人歩きし、大きく成長して自分の元へ戻ってくる」
と書いてありました。
また、いつもお世話になっているMaijor7氏によると、情報は発する所に集まると言います。
このように考えますと、ためになった話や成功事例、アイデアなどの有益な情報は、
発する事で、巡り巡って、しかもパワーアップした状態で自分の所に戻ってくると考えられます。
そして、さらに自分自身が成長し、誰かに伝える。
その繰り返しなんですね。
そのような観点から考えますと、人が成長するには、もちろん個人の努力もありますが、
多くの人達に支えられ、もしくは影響を受けていると思うのです。
しかも、年齢や職業、キャリアに関係なく、例え年下であっても学ぶべき所は多々ありますからね。
以前、取材させてくれたヘアサロンでは、こんな話が聞けました。
「キャリアを積む事によって、逆に見えなくなる部分も生まれる」。
そのため、サービスについてミーティングを行なう際には
アシスタントに改善箇所を指摘してもらうと、問題点が数多く浮かび上がるとも言います。
この話を聞いた時、自分自身に置き換えて考えてみました。
確かに、気が付かないうちに妥協や諦め、慣習と言った考えが強く働いている事は事実で、
若手カメラマンの被写体のとらえ方、弊社の若手スタッフの企画などには、
驚かされ、勉強になる事が多々あります。
インプットとアウトプットの話から大幅に脱線してしまいましたが、
人が成長する過程には、多くの人たちの協力が必要であるから、
人に接する際には優しくなれますよね。
だって、優しく接してくれたら、また会いたいと思いますし、話もしたくなります。
そうしますと、益々参考になる話や成功事例などが集まるんですね。
このように書いていると、なんだ当たり前の事ではないか、と思ったのですが、
果たして、自分はそのように出来ていたのかと考えてしまいました。
凡時徹底。
それがなかなか難しい。。。
とりあえず、参考になる話を聞いたら色んな人に話すようにします。
では。