理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

将を射ずんばまず馬を射よ

オイラが、お客になりすまして、色んなヘアサロンに伺う企画があり、

その第一回目に行ったサロンから、2通目のDMが届いた時の話。


DM内容は、そのサロンの親会社と思われるテーラーから、新作スーツのデザインなどについてだった。

以前にも書いたが、このサロンからはサンキューレターはなく、突然、DMが届いた。

つまり、お客との信頼関係を構築しないで、商品を売ろうとするスタンスである。

面白いな、と思ったのはオイラの嫁のリアクション。

「また、来たよ」と言われ、興味なさそうに手渡されたのだが、ココに大きなポイントがあると感じた。


まずは「また」と言う言葉。

ここには「しつこい」とか「うざい」と言った感情がある事が察せられる。

しかも、興味がない表情で手渡されると、受け取った側は、どうしても何故だが汚いモノ、

もしくは不必要なモノと感じてしまう。

となれば、DMを見る前段階から、すでに負のイメージを抱いてしまった事になる。


将を射ずんばまず馬を射よ、ではないが、顧客との信頼関係を構築しない状況で届いたDMとは、

こうも惨めなモノなのかと思った。

言い換えれば、それほどサンキューレターや関係構築が重要である事がうかがい知れる。


地球環境に優しいDMの発送を切に願っている今日この頃。

では。