本日は、某理美容コンサルティンググループのイベントを取材した。
会員ヘアサロンの代表的な成功事例を、スタッフ達が発表し、質疑応答なども交えて、
情報を共有する、と言うのが主な内容である。
今回は6サロンの実例が発表されたのだが、そこには創意工夫が見られ参考になった。
特に、スタイリスト2名とアシスタント1名の美容室の取り組みが面白かった。
スタイリスト1名が産休の為、実質2名体制となっている同店では、
来店された顧客が、お店を後にするまでに次回来店予約を行なう次回予約率が、70%を越える。
ヘアカラーを行なう顧客には、1週間後の頭皮ケアの来店を促し、
その際、顧客の頭皮の健康維持などにはケアが必要不可欠である事、
つまり、顧客の為であると言った、プロの想いを伝えると話す。
その繰り返しによって、予約率が高まり、結果、顧客がスタイリストの時間がなくなると感じ、
率先して予約するようになった、とも述べる。
顧客の来店周期はスタイリストが決めるもの。
それが、そもそもの考えであるとも付け加える。
なんとも頼もしい言葉だ。
また、別のスタッフ10名(正確には8.5名)のサロンでは、店長の売上げが300万円程あったにも関わらず、
意図的に100万円まで落とし、手の空いた時間にHPやブログの管理などを行なった。
情報を発信し続け、新規客集客を担うためだ。
重要度と緊急度が双方高い、現況のサロンワークをスタッフ全員が、
重要度が高く、緊急度が低い、将来の顧客層掘り起こしを店長が担当、
互いの仕事を認め合い、チームワークでサロン運営を行なっている。
さらに、同店では種まき接客と題して、サロンに来店された顧客の会話などを、
スタイリストやアシスタントなどが共有する事で、顧客満足度につながったともしている。
このような成功事例を共有し、各サロンが自店の状況に落とし込む事で、また新たな成功が生まれる。
そして、また新たな事例が、この場で発表される。その繰り返しなのだ。
成功事例の共有がさらなる成功を生む。
また一つ勉強になった。
では。