理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ビジョンとコンセプト

ビジョンとコンセプトという言葉があります。

意外と混同しやすい。

オイラも、つい最近まで、勘違いしていましたから(汗)。


本日、4~5年前に、取材先で知り合った方から、久し振りにメールがきました。

別に特筆する内容ではないのですが、数回のやりとりのなかで、

今度、お店を新しくするという一文があり、ビジョンとコンセプトについて聞いてみたのです。

すると『○○(住んでる所)に新しい風を』、これがコンセプトであるという返信が返ってきました。

これ、ビジョンとコンセプトが混同している典型的な例であると思います。


オイラの業界誌編集人生に大きな影響を与えてくれている

エロセブン・・・ではなく(このネタ、しつこいっすね)、メジャーセブン氏が、

以前、他誌にて、このように書いていました。

ビジョンとコンセプトは旅行に例えるとわかりやすい、と。

要約すると「ビジョンが旅行の際の目的地、つまりどこに行くのかという事で、

コンセプトが、旅行の手段。飛行機で行くのか、それとも電車。船ってのもあります。

目的地に向かって、どのような手段で行くのか。それが、ビジョンとコンセプトというのです」

これ、わかりやすくないですか?

オイラ、なんかモヤモヤしていたのが、一発で吹き飛びました。


例えば「地域のお客さまが常に笑顔と健康、そしてオシャレでいて欲しい」をビジョンとすると、

「高価格で質の高い技術と情報、時間を提供する。そのため、サロンに入った段階から、

お客さまが五感で感じるモノ全てを付加価値とする」

もしくは「お客さまが気軽に来店されやすい価格で、より多くの方にヘアスタイルの楽しみ方を提案する」

この双方がコンセプトとなります。

つまり、ビジョンは同じだけど、コンセプトの数は無限に広がるという事です。


目的地と手段が定まっていない旅行は、それはそれで楽しいかもしれませんが、

地域のお客さまの事を本当に考えているのであれば、やはり、目的地と手段は、

しっかり定まっていないと、いささか厳しい結果が待ち受けていると思います。

迷惑を被るのは、お客さんなのですので、ビジョンとコンセプトという軸は明確にして、

そして、お客さまに伝え続けて欲しいと思っていたりします。


などと、生意気なこと書きました(汗)。

申し訳ありません(土下座)。

では。


コンプリートM(メジャーセブンHP)
http://www.geocities.jp/maijor7/