理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

理美容学校の一日体験

本日は、東京・渋谷にある国際文化理容美容専門学校のご厚意により、一日体験入学を行なった。

ミクシイで書いたネタと多少重複するが、ご勘弁。


結果から書くと、オイラは、かなり勉強になった。

栄養学の授業では、季節ごとの節目に食べるモノについてレクチャーされていたのだが、

十五夜の前の十三夜で食べるモノ、冬至(とうじ)に食べるモノなどには、

先人の知恵や創意工夫があり、それ一つとっても季節感を表現するには、とても適切なネタである。


ただ、残念な事に、学生達がその点に気が付いていないと言う事。

これは学校側の説明不足でもあるのだが、いかにサロンワークに結び付けて説明するのか、

そこが重要であると感じた。

この授業内容を勉強すると、自分に対してどの位、もしくは、どのようなメリットが生じるのか、

そこを、もっと説明する必要があると思うのだが。


学生達が学校を卒業し、サロンワークの現場に立った際、

正直、カットやカラー、パーマなどを施術を任されるケースは少ない。

接客や店内に貼るポップの制作を担当する事が多く、そのネタが本日受講した内容にあると思ったのだ。

日々の生活に季節感が少ないからこそ、ヘアサロンで訴える事で効果が得られると考える。

へぇ、そうなんだ。知らなかった。

まずは、そのようなマメ知識から提案しつつ、そこから、ヘアサロンのお薦めメニューなり、

店販品を提案するとスムーズに進むのではないだろうか。

少なくとも、説得力と言う点だけでも違ってくると思うのだが。


今、理美容学校の教育が大きく変わっている。

一度、母校を訪ねてみるのも良いかもしれない。

そこには新しい発見がきっとあると思う。

オイラは今回ご協力いただいた学校の卒業生ではないが、そんな事を痛感した。


学生時代には到底理解出来なかった授業内容が、今になって理解できる。

そんな事を感じた取材であった。

では。