毎朝、通勤時に読んでいる新聞があり、今朝、目にとまる広告が掲載されていた。
新潟県の、とある水産物販売会社が銀だらハラスを通信販売する、といった内容だ。
もちろん、美味しそうな写真なども掲載されているのだが、オイラが面白いな、
と思ったのはキャッチコピー。
・現地での買い付けを行なっている○○水産(社名)だからできる、感動&価格。
・1匹の銀だらから、わずか8%しかとれない希少な部分。
・キンキも凌ぐ脂のり。焼き始めると脂がジュワ~っと出て、思わず「ゴックン」間違いなし。
・ しかも、新潟産の醤油にじっくり漬け込んでいます。
・ 某一流料亭へも卸している素材をそのままご家庭に。
・ 業務用品ですので、他では購入することはできません。
・ ご家族でたっぷり食べれる1キログラム。
思わず購入意欲を刺激されないだろうか?
これは推測に過ぎないが、おそらく、その会社の社員全員が知っている商品の特徴を、
短い言葉で訴えかけたと思われる。
ちなみに、価格は1キログラムで3871円となっているが、
オイラの場合は価格を見る以前に、思わず購入を考えてしまった。
なぜ、そのようなになってしまったのか、自問自答してみると、次の事が考えられる。
・ 同業他社との違いと自社の強みが理解でき、しかも希少価値がある商品と言うことがわかった。
・ 一番美味しいと思われるシチュエーションを想像させられ、しかも、旨さの秘訣を知ることができた。
・ その美味しさを第三者が認めており、今回が購入できる機会であること。
・ 何人で食べられるのかが理解できた。
そこで、この事例をヘアサロンに貼ってあるポップで活用すると、どうなるだろうか。
とあるトリートメント剤を例に、考えてみた。
・ お客さまの髪と頭皮をダメージから守るために日々、毛髪科学の勉強をしている店長が納得したトリートメント。
・ トリートメント専門店を中心に卸されているため、この地域のヘアサロンで販売しているのは当店だけ。
・ ○○と言う天然成分がダメージ部分に浸透するのは勿論、紫外線からダメージを防ぐ効果も高い。
・ 使用直後よりも使い続けた1ヵ月後から効果が実感できる。つまり手触りだけを追求した商品とは違い、髪の中からじっくりダメージを修復する本格トリートメント。
・ 手に取った時、髪に付けた時、ドライヤーで乾かしている時。それぞれ香りが違う。
・スタイリング剤を付ける頃には香りは、ほとんど残らないため、スタイリング剤の香りと混ざることがない。
・ 先月購入された近所の○○さまは、娘さんと息子さんにも好評というお褒めの言葉をいただいた。
・ 家族4人で使用しても、1ヵ月以上の量はある。
少々、ベタな感じはするものの、このようなキャッチコピーとなった。
この商品を売る理由はなにか。どうして、この店で買わなくてはいけないのか。
その点を読み手に訴える事で、読み手はモノを買う事を考える。
今朝の新聞広告から、そのような事を学んだ。
買っちゃおうかな…銀だらのハラス(ヨダレ)。
では。