理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

ヘアサロン経営と選挙は似ている

明日は、統一地方選挙

先週位から、厳しい選挙戦が繰り広げられています。

候補者のリーフレットが郵便受けに入っており、政党を問わず、一通り目にするのですが、

正直、訴求効果が低いモノばかりです。

ダラダラと実績や今後行ないたい事、一部の政党では他党の批判などがあり、

全てを読み通すには、物凄い忍耐力が必要なのです。

まぁ、これも修行のうちであると自分に言い聞かせて、頑張って読んでいたら、

ある事に気が付きました。


選挙活動とヘアサロン経営は似ている、と。

リーフレットを配り、見込み客へ宣伝する。

その際、マーケティング結果から判断して、どこから配布し始めるのか。

即ゴミ箱行きにならないためのキャッチやデザインを考えたり、

読み手が、思わず全部読んでしまう内容にする。

選挙エリア(商圏)に、いかにして浸透させるか、などなど。

選挙事務所ではボランティア(スタッフ)のモチベーションを高める事も必要。

これら一つひとつは、サロン経営で行なっている事と同じではないでしょうか。


ただし、オイラの地元の候補者の活動を見ている限り、どうもシックリきません。

宣伝カーがサブリミナル効果を狙っているのか知りませんが、

「○○を宜しくお願いいたします」「○○です! ○○です!」「○○頑張ります!」

と大音量で訴えられても、それは、ヘアサロンで言うところの、

技術名と価格がダーっと書かれているメニュー表やリーフレットと同じで、

本当に、住人の心へと伝わっているのか疑問です。


選挙ポスターもサロン内に貼っているポップと同じように、

起承転結がある内容にしても良いと思うのです。

選挙ポスターの場合「だから、私に一票を投じてください」

ポップであれば「だから、この値段なのです」

この「結」に対する納得いく前段(内容)が書かれていない限り、

印象に残らないと考えてしまいます。

どうして、あなたに一票を投じなくてはいけないのか。

どうして、あなたのサロンに行かなくてはならないのか。

その理由を有権者や、お客さまに伝えない事には、当選や集客につながらないと思うのです。


選挙の候補者もヘアサロン経営も、地域の住人に信頼されなくては成り立ちません。

このような観点から統一地方選挙を観てみると、身近に感じませんか。

ちなみに、オイラは特定の支持政党はありません。

では。