理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

店販と野球

昨日の投稿の続き。

ナカノ店販強化ゼミ第二部では、毎月、店販50万円以上を売り上げる

広島の美容師、今村卓児講師の話となった。

「店販はコミュニケーションを深めることで、モノが売れる」と今村講師。

野球のシングルヒット、ボクシングだとジャブの積み重ねであると例える。

一発逆転を狙うのではなく、コツコツとお客さまの信頼を勝ち取り、

その結果が、店販につながると言う。

「お客さまが来店された時から、勝負はスタートしている」と話しつつ

「本当の接客とは、お客さまが次に何をして欲しいのか、それを察し行動する事だ」

と付け加える。

ドアを開けて来店した時。

エイティングスペースに座っている時。

シャンプーブースへ移動してもらう時。

この段階からピッチャー(お客さま)は、ボールを投げている。

ストレートだけでない。カーブやシュート、フォークだってあり得る。

それらに対してシングルヒットを連打することで得点(店販)につながるのだ。

となれば、スタッフの個人打率ではなく、チャンスに連打できるのかが、ポイントとなる。

当然そこには、監督(経営者)が選手(スタッフ)達にサインを送り、

作戦を伝える必要性が生じてくる。

もちろん、試合前(開店前)にはピッチャーの攻略方法を作戦会議(朝礼)で確認しないと、

シングルヒットなど到底打てなく、得点は夢のまた夢となる。


店販も野球も、相手を知り、そこから作戦を考えることで勝利が得られるのだ。

そんな事が勉強になった。