ヘアサロン開業セミナーを取材した際、こんな話を聞いた。
年間を通じて失客する率は、約30%というデータが存在すると言う。
この数値が本当ならば、顧客は常に変化している事が窺(うかが)い知れる。
となれば、減少した分を補う必要があるのだが、
その際、狙いの客層を集客する事ができると講師は述べる。
では、どのように集客すれば良いのか。
キャンペーンの企画やメニューなどの内容を、狙いの客層に絞り、そして伝えるのだ。
その繰り返しを継続する事で、数年と言う年月を経て、客層は変化する。
話は少しそれるが、繁盛サロンには、ある共通点があると話す。
それは、働くスタッフの目指している方向が同じである事。
経営者からアシスタントまで、サロンの将来像が共有されているのである。
ただし、将来像を共有するためには、経営者がスタッフに対して
想いやコンセプト、経営理念を伝え続ける必要性が生じる。
狙いの客層を集客する。
スタッフの方向性を統一する。
これら繁盛サロンの成功要因の根底に共通しているのは、
伝え続けると言う事が存在している。
簡単そうで、なかなか出来ないのが、伝え続ける事ではないだろうか。
では。