理容師カフェ‐小さな理容室の販促物語‐

家族経営の理容室が日々、行なっているちょっとした宣伝事例を情報共有します。

デトックス

新年明けましておめでとう御座います。

本年も、どうぞ宜しくお願い致します。


話は昨年末。

大掃除をしていたオイラと嫁。

まっ、正確に言えばオイラは掃除しているフリ。

テレビをチラチラ見ながら適当にフキフキしておりました(汗)。

休憩中「結局、岩盤浴行けなかったよねぇ」と言ってくる嫁。

すかさず「岩盤浴も行きたいけどさ、デトックスってのも流行ったよね」と切り返すオイラ。

デトックスを知らなかった嫁は、根掘り葉掘り聞いてくる。

賛否両論あるが、要は、体内から老廃物や毒素を取り除く健康方法、と説明した。

足湯のような感じでヌクヌクしていると、しばらくしてお湯が毒々しい色になっていく、とも付け加えた。

そんなオイラの言葉を、神妙な面持ちで聞く嫁。


休憩が終わると嫁の実家へ移動。

親戚が集まり、晩飯を食べながら酒を飲み、ワーワーと他愛もない話で盛り上がっていると、

義理の父(楽天・野村監督似)がこんな事を言ってくる。

「小料理屋やりたいよな」と。

酒の席では、度々話題に上がるので、聞いている皆は話半分として捉えていた。

が、チラリと嫁を見ると、いつもと違って表情が真剣だ。

そして、こんな事を話し始める。

「小料理屋よりもさぁ、岩盤浴とかやらない?」と。

さらに「岩盤浴と一緒に、今年流行した、あれもやってみたいよね」などと力説している。

「えぇっと・・・、なんだっけ、アレ? ほら、アレ?」。

どうやら、デトックスの事を言いたいのだろか。

「体内の老廃物とか毒素が排泄されるんだっけ。私もやった事ないけど、流行ってるんだって」。

間違いなく、さっきオイラが説明した事を、そのまま言っている。

しかも、ちょっと鼻高々だ。

「デ・・・デ・・・」

おっ、思い出してきたな。ガンバレ! 嫁! もう一息だ!

「デトッ・・・」

そうそう、もう少し。慎重に想い出すんだ!


「デット・ストック!」


ズルッ! なんで「デトッ・・・」まで覚えていて、デット・ストックになるだよ(泣)。

「そうそう。デット・ストックやろうよ!」

お前の頭を、足湯みたいな装置の中に入れてみたい。

間違ったボキャブラリーを、どんどん解毒したいよ、本当に。

○ デトックス
× デットストック

日本語って難しい。。。